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受験生の肩こりは胃腸が原因かもしれない

" 肩こり, 腰痛 "

2015年10月16日

浦井です。

浦井百合_似顔絵


肩こりがあったら腰も疑う

先日、肩こりの治療に入りました。

 

患者さんは、一日10時間以上も机に向かって猛勉強している受験生です。背負っているのはプレッシャーだけでなく、参考書がぎっしり詰まったリュック。その過酷な環境が肩こりの原因だと思っているようでした。

 

受験生

問診が終盤に差し掛かった時、「そういえば、肩こりとは関係ないんですけど・・・どっちかって言うと、肩よりも腰からお尻が辛い時があるんですよね」と、話してくれました。

 

確かに、肩と腰はまったく別の場所。一見すると関係なさそうです。しかし、その“関係ないと思っている症状”こそが、肩こりを解決する重要な情報なのです!

 

さっそく、患者さんの体をチェック。訴えのあった腰とお尻のポイントを入念に調べます。すると・・・「そこ痛い~!」と、強い反応がありました。

腰とお尻が痛ければ胃腸を疑う

カポスでは、腰とお尻に反応がある場合、1つの可能性として、胃腸の不調を疑います。この患者さんの場合、“猛勉強生活によるものだけに限らず、胃腸の不調からも肩こりになっているのではないか?”と考えたのです。

 

「もしかして・・・胃腸の具合って悪かったりしますか?」


と伺ってみたところ、


「そうです!ずっと胃もたれがひどくて、脂モノが一切食べられないんです」


と、驚いた声での回答が返ってきました。


つら胃「胃腸も過酷な環境だったんです

 

まだ10代にも関わらず、胃もたれがそこまでひどいとは・・・。

 

詳しく話を聞いて、またまたびっくり。一日に一食はカップラーメン、深夜の食事が当たり前。胃腸にとってはとても過酷な食生活が明らかになりました。

座りっぱなしが胃腸の不調を招く

たしかに「10時間以上机に向かって、そのままじーっと固まっていてください」と言われたら、誰もが辛いと思います。その姿勢こそが肩こりの原因だ!と、直結させて考えるのは自然な発想です。

 

しかし、原因はそれだけではないのです。“10時間以上座りっぱなし”ということは、“前屈みの姿勢で10時間以上胃腸を圧迫し続ける”と言うことでもあります。

 

圧迫され続けた胃腸は動きが悪くなり、血流が減ります。そうなると、お腹が硬くなり、肋骨や、裏側に位置する背中~腰にかけても硬くなり、肩こりを引き起こすのです。

 

断ち切ろう悪循環、取り去ろう根本原因!

乱れた食生活が胃腸の不調を生み、胃腸の不調が肩こりを生み、肩こりが胃腸の不調を加速させる・・・完全な悪循環です。こうした悪循環を見抜き、そこを断ち切ることを私たちは得意としています。

 

カポスの鍼治療では、「肩こり」を訴える患者さんが指す“こり部分”に鍼はしません。肩こりを引き起こしている原因、悪化させている原因を探し出し、原因を取り除く鍼をします。内臓や姿勢を整えることで「肩こりにならない」状態を目指します。

 

鍼をコリに刺し続けても、根本的な解決は難しいです。本当の原因さえ解決すれば、肩は不思議なくらい緩みます。“こり部分”に鍼をしたのとは違う、深いところから「ふわ~」と緩んでいく感覚があります。経験したことのない“緩み”を味わうことができると思います。

この記事を書いた人

はりきゅうルームカポス(鍼灸師・柔道整復師)

地に足のついた成果を出せる鍼灸師でありたいと思っています。
何となくいい感じかも?というフワッとした鍼をするのでなく…。

その人のポテンシャルを最大限引き出す力が鍼にはあります。
お力になれたら嬉しいです。

好きな言葉は「真剣勝負」
格闘技・筋トレ・猫が大好きです!

 

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