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花粉症と風邪の違い

花粉症と風邪の違い

風邪 花粉症
頭痛 あり なし(まれにある)
発熱 あり なし
関節痛 あり なし
目の症状 なし かゆみ、充血、涙
鼻の症状 黄色や緑など粘着性があるもの 無色透明のサラサラしたもの
喉の症状 腫れたり痛くなる かゆくなる
原因 ウイルス、菌感染 アレルゲン(スギ、ブタクサ…)
男女比 差はない 5:6(男:女)

 

花粉症と風邪の共通点(東洋医学的視点)

花粉症と風邪の違い

花粉症と風邪の初期症状はよく似ています。東洋医学的な視点で考えると花粉症と風邪には共通点があります。共通点を整理することで、(知られていないかも知れませんが)東洋医学が得意とする風邪の治療の考え方を花粉症の治療に用いることができます。

 

花粉症のメカニズムで解説した通り、花粉症は顔面部に蓄積した熱が出口を探して、目、鼻、耳、口に集まってしまう現象です。そして、過敏になったそれらの器官に花粉などの物質が引き金となって、おなじみの症状が出るのです。

 

日頃から花粉症で悩む方は、くしゃみや鼻水が出た時に「花粉かな?風邪かな?」と迷うと思います。風邪の初期症状と花粉症は、症状がよく似ています。似ている理由は、どちらも顔面部の熱が症状を引き起こしているからです。ただし、その熱の位置と発生メカニズムは異なります。

 

熱と冷え

花粉症を考える時は、熱の動向を追っていくだけですが、風邪は熱と冷えの両面を考える必要があります。風邪の発端は項(うなじ)から背中の冷えです。寒さにさらされ背中がゾクゾクする時は、項から背中が冷えている時です。こうした状況になると、体全体が冷えきってしまうことがないように(防衛反応で)熱が発生します。この熱の位置が喉や鼻の奥なのです。

 

このわずかな熱がくしゃみや鼻水を引き起こします。喉はイガイガしたり痛くなります。この段階で体をしっかり(特にうなじを)温めると体はすぐに回復します。もし、放っておくと冷えをどうにかしようと熱はどんどん強くなっていきます。そして、喉の痛みや頭痛をもたらします。最初透明でサラサラしていた鼻水も白く濁りネバネバしてきます。さらに進行すると、花粉症ではみられない全身の発熱、痰のからむ咳などが出てきます。

 

花粉症は慢性で持続的な弱い熱。風邪は急性で突発的な強い熱と覚えておいてください。

 

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