ヴァイオリニストが感動した、バネ指の鍼治療
院長の秋澤です。
「鍼で指がこんなに良くなるとは思っても見ませんでした。一時はヴァイオリンももう出来ないかと思って落ち込んでいたのですが…また弾くことが出来ます。ありがとうございます!」
嬉しそうに語ったのは、バネ指の治療で通院していたヴァイオリニストのNさんです。
できれば手術はしたくない
Nさんはプロのヴァイオリニスト。そのNさんの指に異変が起こってしまったのです。
Nさんは演奏活動をしながら、自宅で講師をしていました。今年の春には、一人目のお子さんを出産。その頃からヴァイオリンをお休みして、育児に専念していました。
7月のある日、左手の親指がバネ指になってしまったのです。育児の疲れが原因のようです。
バネ指になってしまうと、指がカクンと引っかかってスムーズに動かせません。Nさんの場合は左親指ですから、ヴァイオリンの弦を押さえるのが難しそうです。
まず、病院に行き、病院の塗り薬で1ヶ月間治療を行いました。でも、効果が見られなかったそうです。手術も考えたそうですが、育児に影響が出ることを懸念して断念。別の方法を探していたところ、鍼治療の情報に出会ったそうです。
バネ指の原因が背中にあります
カポスでは、バネ指の治療ではまず背中を疑います。バネ指の人は背骨周辺の筋肉が緊張しています。この関係を説明すると、ビックリされる患者さんが多いです。
Nさんもその一人でした。びっくりした顔をして「え?背中ですか?」と聞き返してきます。指に鍼をされると思っていたからです。
いつものように背中に触れ、バネ指に効くツボに鍼をしました。と同時にバネ指である左親指を動かしてもらいました。ぎこちない動きを何度か繰り返していると、固まりが溶けるように、動きがなめらかになっていきました。
「本当に背中なんだ…」と納得の表情に変わっていきました。
こんなふうに、Nさんのバネ指治療が始まりました。
冒頭の喜びの声をいただいた時は、4回の治療を終えた後でした。この時点で7割程度まで回復していました。短期間でここまで回復すると思っていなかったのでしょう。もう一度ヴァイオリンを弾くことができる喜びと、ホッとした気持ちから合わさって出た言葉だったのかもしれませんね。
Nさんは、カポスの鍼治療が初でした。「少しでも良くなったら…」と思って来院されたようです。その気持ちに応えることができてよかったです。
はりきゅうルーム カポス 院長(鍼灸師)
整体師(活法)歴は10年以上あるが、鍼灸師としても一流になるためにカポスに入社。二刀流(整体・鍼灸)に憧れている。臨床で人体のしくみを解き明かす日々に喜びを感じています。
日ハムと名古屋グランパスを応援している二児の父。
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