モートン病が”ふくらはぎ”のツボ(承山)で治った症例
院長の秋澤です。
先日、エアメールでタヒチから喜びの声が届きました!
送り主はNさん。先日、モートン病に似た症状で来院された患者さんからでした。
カポスでは、専門分野の8症状以外でも、対応できる症状は受け付けています。
モートン病も対応できる症状の一つです。
これは、オーナーのブログの「このツボ!モートン病を疑ったら迷わず承山」の記事を見ていらっしゃる方が多いためです。
モートン病とは何か
Nさんも、このオーナーのブログを読んで来院されました。自分の症状をインターネットで調べていると「モートン病」に似ている症状である事がわかり、このモートン病に対する治療を探しているときにオーナーのブログを見つけたという流れでした。
モートン病とは足底にしびれや痛みが出る症状です。
坐骨神経痛という足全体がしびれるのではなく、足の指に近い底の部分のみに感じます。特に指側に負担がかかる爪先立ちのような動きが痛みを引き起こすのですが、病院(整形外科など)では原因がわかっていないようです。
Nさんの症状は左足の2・3・4付近で、着地時ではなく歩いて蹴り出す時。そして階段など段差があるところを登ったりする時に痛みやしびれです。サンダルなど平らなものを履いていると痛みは少し弱まりますが、1時間も歩くと痛みが出てきてしまう状況でした。
整形外科で電気治療をしながら、処方された薬を飲んでみたものの変化がなかったようです。病院で「モートン病」と診断されてはいませんでしたが、Nさんの症状は、限りなくこのモートン病の症状に似ていたのです。
モートン病に承山、そして足のツボ。
オーナーのブログでは足の承山というツボを紹介しています。私たちも実際にこのツボを使ってモートン病の治療をしています。この承山というツボで「モートン病」と言われている痛みが消えます。
Nさんはこの承山というツボに鍼をした直後で、歩く時の痛みやしびれは来院時の半分以下まで無くなりました。痛みとしびれが足の第3指裏付近だけあるだけと小さい範囲だけになり、足置き台を階段に見立てて登ってもらった時にも少し痛みが感じる程度になりました。
次にアプローチしたのは体幹です。
ふくらはぎだけでなく「脚自体をうまく使えていない」のではないかと考えました。足置き台を登ったり降りたりしていただき動きをチェックすると、痛みの残っている左足に体重を乗せて膝を伸ばす(体を持ち上げる動き)時に足の裏の痛みが出ることがわかりました。
この動きに大きく関わっているのが、大腰筋という骨盤の中にある大きな筋肉です。この筋肉の働きを改善するために足のツボに鍼をすると、この昇降時の痛みもなくなりました。3回ほど治療を続け、痛みとしびれがかなり完全されたので治療を終了しました。
実はNさんは帰国のタイミングまで2週間だったため、時間があまりなかったのです。帰国すると気軽にメンテナンスもできない環境ですので、その場で痛みが変わることと同時に、より持続することを目指して体を広く見られたことが良かったです。なにより、帰国のタイムリミットまでに痛みが改善し間に合ってよかったなと思っています。
関連情報
◎治療例 > その他 > モートン病
◎患者様の声「1回の施術で痛みもしびれも半減! とにかく感激しました。」
はりきゅうルーム カポス 院長(鍼灸師)
整体師(活法)歴は10年以上あるが、鍼灸師としても一流になるためにカポスに入社。二刀流(整体・鍼灸)に憧れている。臨床で人体のしくみを解き明かす日々に喜びを感じています。
日ハムと名古屋グランパスを応援している二児の父。
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