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不眠症によく効くツボはあるのか

" 不眠症, 栗原誠 "

2014年8月20日

不眠症のツボってありますか?

すやすや眠る羊不眠症に悩む患者さんをたくさん診ています。

 

「よく眠れるツボはありませんか?」

 

と尋ねられた時に「ありますよ」と即答した後、次のような説明を患者さんにしています。まず、この質問に真面目に答えようとすると、患者さんのツボに対するイメージを修正して頂く必要があります。

<患者さんのイメージ>

腰痛のツボ:A,B,C…肩こりのツボ:M,N,O…

頭痛のツボ:S,T,U…

不眠のツボ:V,W,X…

 

実際は、こうではありません。なぜなら、

腰痛はなぜ起こったのか…?肩こりはなぜ起こったのか…?

頭痛はなぜ起こったのか…?

不眠はなぜ起こったのか…?

を分析することで、初めて使うツボが出てくるからです。

鍼を刺すだけなら誰でもできる

「痛いところに刺す」のは、練習次第で誰でもできるようになります。もちろん免許がなければ捕まってしまいますが、技能的には練習次第です。あなたにもできます。

 

いっぽう、分析能力は1日や2日で獲得できるものではありません。時間をかけて積み上げていくしかありません。カポスでは、古武術理論を活用した分析を行っています。

 

基本的な考え方は「体の不調は体を効率よく使えていないところに起こる」というものです。効率のよい体の使い方を取り戻すにはどこを調整したらよいのか、と考えて使うツボを決めています。

不眠症の本質

ここで不眠症に戻しましょう。

 

不眠を改善させるためには、どういう時に不眠になるのかを知っている必要があります。

 

不眠ある時のことを思い出しました。私が免許取り立ての頃に出会った患者さんの話です。鍼灸整骨院に勤務していた私は「不眠症で困っています」という高齢の患者さんを担当しました。

 

「一睡もできない」とおっしゃるのですが、詳しい話を訊くと、昼間はほとんど寝ていることがわかりました。一睡もできないのは夜だけであって、昼間はしっかり寝ているのです。

 

問題は、夜なのでしょうか・・・

 

昼間のことも考えた治療が必要です。「昼間に起きていられる」ようにすることを同時に考えなければなりません。いくら、夜眠れるようにしてほしいと言われても、客観的には「昼間眠っている」ことを見逃すわけにはいきません。

 

昼間寝ていることを「夜眠れないから」と理由付けしたとしても、それは患者さんの感覚です。「昼間寝ているから、夜が眠れない」という側面が否めないなら、こうした方向性からもアプローチします。よい治療は、患者さんの訴え(悩み)から問題の本質を見抜き、最適な処方ができることだと考えています。

不眠症と呼吸

このまま、終わってしまうと問題をはぐらかしているように思われてしまうので、とっておきのヒントを書きます。それは肩甲骨にあります。

 

夜の睡眠と昼間の活動、どちらにおいても肩甲骨が非常に重要です。睡眠の問題は、肩甲骨の可動性を高くすると、ほとんどが解消します。その理由は簡単で、肩甲骨が心肺を取り囲む骨だからです。

 

心肺のすぐ外側は肋骨が守っていますが、その外側を肩甲骨が取り囲んでいます。肩甲骨が動かなくなると、心肺を締め付けてしまいます。胸郭(胸周り)を締め付けられてしまうと、呼吸が浅くなり活動したくなくなります。さらに不安になります。

 

ガス交換の低下は直ちに命に関わってきますから、体は敏感に反応するように出来ています。浅い呼吸では、激しい運動したら酸欠になります。だから動きたくなくなります。また、浅い呼吸で横になると、肋骨が押しつぶされるため、呼吸はさらに浅くなります。許容範囲を超えると寝ては居られない状態になります。「呼吸ができなくなったらどうしよう…」と体が警戒してしまうのです。

肩甲骨で解決

肩甲骨のイラスト不眠症の治療というのは、肩甲骨の正常な動きを取り戻すことです。「だけ」と書いてしまいましたが、この肩甲骨は奧が深く、一辺倒な方法で解決できるほど単純ではありません。

 

不眠症を改善するツボは、肩甲骨の働きを熟知している者だけが知っています。一人一人、肩甲骨の状態が違いますから、使うツボも一人一人違います。

 

ツボに詳しいというのは、ツボの位置や名前を覚えていることではありません。鍼灸師にとっては数百のツボを覚えているのは当たり前のことです。大事なのはそこから先です。患者さんの訴えから、症状の本質が見抜けるかどうかです。

 

最後に、肩甲骨の動きがよくなるメリットについて整理します。

1.頭が軽くなる(頭脳明晰になる)2.懐が深くなる(やさしくなれる、ストレスを感じなくなる)

3.積極的になる(やる気が出る)

4.夜ぐっすり眠れる(寝心地がよい)

5.朝スッキリ目覚める(疲れがとれる)

他にもあると思いますが、本日はここまで。

 

品川カポス代表 栗原誠

<オーナー 栗原>

 

初めての鍼灸院

この記事を書いた人

はりきゅうルーム カポス オーナー(鍼灸師)

群馬に拠点を置き、東京と往復しながら慌ただしく仕事しています。効果がわかりやすい鍼灸を求めて研究の日々。その成果をカポスにどんどん投入しています。

 

養気院 院長

株式会社 活法ラボ 代表

・一般社団法人 整動協会 代表

 

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