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簡単にできる妊娠中の花粉症対策

" 肩こり, 花粉症・アレルギー性鼻炎 "

2014年3月3日

■薬が使えない妊婦さん

 

妊婦のイラスト

今年も本格的な花粉症シーズンが到来し、花粉症をお持ちの方は気持ちが下がりやすい時期かと思います。薬を処方してもらって症状を和らげるのが一般的な対策かと思いますが、一番困るのは妊婦さんかもしれません。妊娠中は無闇に薬は使えませんし「大丈夫」と言われている薬でも不安は払拭しきれないでしょう。

 

傍らにティッシュを置き、垂れてくる鼻水にずっと耐えているだけ、という方も少なくないでしょう。それではストレスは溜まるいっぽうです。そんな時に白馬の王子のようにやってくるのが鍼灸です。それは言い過ぎですが、そんなふうに思って欲しいのが本音です。

 

■本当は怪しくない鍼灸

 

鍼灸は、聞くだけで「怖い」と思う方もいらっしゃるでしょう。中には「怪しい」などと。確かに、やり方によっては怖かったり怪しかったりするかもしれません。でも、鍼灸の本当の姿は、実に誠実です。体を怖がらせるような刺激は体に受け入れてもらえませんから、上手な鍼灸師というのは、けっして怖がらせたりしません。むしろ適切な鍼灸というのは心地よいものです。

 

ツボだって怪しくありません。誰でも、押されて「そこ気持ちいい」というポイントがあると思います。皮膚にも触れられて気持ちのよいポイントが存在します。カラダというものは、常に適切な刺激を欲しがっているのです。ツボというのは、そうした本能が求めるポイントだと考えてみてください。もちろん、皮膚に印は付いていないので目に見えません。

 

女性がくしゃみするイラストこうしたツボを花粉症に活用しない手はありません。花粉が原因と言われてしまう花粉症ですが、花粉に反応せず平然としている人もいるわけですから、花粉症はカラダに原因があると考えるべきなのです。花粉は悪くありません。花粉症というネーミングも本当はよろしくないと思います。カラダの調子を整えれば花粉症は緩和させることができるのです。やり方によっては完治も射程圏内です。

 

花粉症は、ミクロな目で見たらアレルギー反応です。この原理を否定するつもりはありません。私たちが提案するのはマクロな視点です。花粉症になる人には共通の特徴があることを見逃してはいけないのです。その一つが肩こりです。肩こりがあっても花粉症がない人もいるので、その違いを見逃してはいけません。秘密は肩こりの位置にあります。肩こりに関係している筋肉はたくさんあって、肩こりと言えどもすべてがカチカチになっているとは限りません。人によってカチカチなところ、ツライところは違います。

 

 

花粉症のツボとして重要な風池■鼻を通すツボ

 

本来、肩こりは一口に肩こりと言うべきではなく、分類する必要があるのです。細かく分類した上で肩こりと見ていくと花粉症と関係のある肩こりが見えてきます。いくつかある中で、風池(ふうち)というツボが一般的に知られています。このツボが緩むと鼻は通ってきます。もし、そのツボはずっと緩んでいたら花粉症が治らないにしても、軽くなる可能性が十分にあります。

 

風池というツボを押すのも効果的ですが、もっと簡単で効果が高いのは蒸しタオルを使った方法です。蒸しタオルは、軽く絞ったタオルを電子レンジでチンすれば簡単に作れます。この蒸しタオルを後頭部と頚の間に当てると、それだけで緩みます。鼻水がつまっていたら通ってくるかもしれません。垂れていたら止まるかもしれません。

 

根本的な解決にはなりませんが、花粉症のツラさを副作用なしで乗り越えるには最適な方法と言えます。薬を飲めない妊婦さんには絶対におすすめしたい方法です。朝起きた時、寝る前には必ずやって、時間があれば1日に3~5回。それだけで花粉症が軽くなってラクに過ごせる可能性があります。

 

 

■睡眠中にできる花粉症対策

 

併せて手首のケアも大事です。手首と頚は関係が深いからです。手首が疲れてくると頚も疲れてきます。ですからキーボードやマウスで手にストレスが溜まっていたら、手首のストレッチで柔らかくしてみてください。目が疲れても頚がこってくるのでPCやスマホを使いすぎない、ということも大事な心構えです。

意外と見落としがちなのは、夜中に冷やす手首です。できるだけ袖がめくれないように、パジャマの袖は手首のところで細くなっているものがオススメです。布団から手を出して寝ている自覚があったらすぐに対策してください。それだけで花粉症が軽くなる人がたくさんいます。

 

 

■カポス式の花粉症治療

 

カポスで行っている花粉症の治療は、このようなカラダの特徴を踏まえて組み立てました。花粉症に関わる肩こりをターゲットにしているのです。肩こり全般が軽くならなくても、顔面部にこもった熱が下降するルートが確保できれば花粉症は緩和します。花粉症の人がお顔に感じているモヤモヤはまさに熱です。この熱を冷まそうと思ったら、熱の逃げ道を確保すればよいのです。余分な熱が顔面部から去ってくれれば、花粉が来ても過敏になることはありません。

 

花粉症にシール鍼を貼るカポスの鍼治療は、シール型の超微細鍼を使います。やっとこ見えるくらい鍼は小さいので、痛みは全く感じません。普通の鍼治療をご存じの方であればむしろ物足りないと感じるでしょう。そんな小さなシールが皮膚に信号を伝えて、奧の筋肉を緩めてくれます。シールは貼ったまま生活ができるので24時間効果が持続します。ジワジワと効いていき、少しずつ筋肉が柔らかくなるのです。

 

こうしたシール型の鍼だけを使って花粉症治療を行っているのはカポスだけです。少しでも花粉症で悩む人にこの革新的な方法を届けようと思っています。一般的な鍼による治療は2009年頃から、シール鍼のみのテストは2013年の春から行ってきました。そして多くの改善報告を得ています。カポスは独自のツボを用いているため、鍼灸院に間でも珍しい存在です。お一人お一人の花粉症に真剣に向き合いながら、この簡単な方法を普及させたいと考えています。

この記事を書いた人

はりきゅうルーム カポス オーナー(鍼灸師)

群馬に拠点を置き、東京と往復しながら慌ただしく仕事しています。効果がわかりやすい鍼灸を求めて研究の日々。その成果をカポスにどんどん投入しています。

 

養気院 院長

株式会社 活法ラボ 代表

一般社団法人 整動協会 代表

 

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