逆子(横子)の原因はお腹の硬さにもある
院長の秋澤です。
今年の2月に逆子治療で通院していたKさん(感想はこちら)の紹介で、お姉さんのEさんがいらっしゃいました。症状はKさんと同じ逆子に分類される「横子」でした。横子というと聞きなれない方もいると思いますが、赤ちゃんの向きで症状名をつけています。赤ちゃんが逆さま(頭が上)であれば逆子、横向きなら横子です。
Eさんの来院時の週数は32週と5日でしたが、治療を行って36週の検診で無事に頭が下(正常)になっているのを確認できたそうです。「先生、戻っていました〜!」と、横子が直って初めての来院時に嬉しそうに話してくれました。
逆子治療ではお腹の硬さからチェックします
「お腹の硬さが関係しているんですか?」
逆子の治療を説明している時に、Eさんに尋ねられました。カポスでは、逆子になってしまう原因の一つに「お腹の硬さ」が関係していると考えています。お腹が硬くなる、と言っても石ころのようにガチガチに硬くなるわけではありません。お腹の皮膚がピンッと張る、いわゆる「お腹が張っている」という状態のことです。
このお腹の硬さはお母さんだけの問題に留まりません。赤ちゃんの居心地に影響してしまいます。居心地に違和感を感じた赤ちゃんは、居心地の良さを求めて動きます。その結果、骨盤位(逆子)になってしまうことがあるのです。
赤ちゃんは、お母さんを困らせるために逆子になったわけではないのです。赤ちゃんが頭を上にして戻らない時、ちゃんと理由があるのです。
姉妹でも使うツボが違う理由
今回は姉妹そろって逆子を経験してしまったわけですが、それぞれに使ったツボは同じではありません。お腹が硬くなっている部分が違ったからです。姉妹でもツボは変わります。当院ではそうやってお一人お一人のお体に合わせています。
今回のお二人の違いを説明します。
Eさん(姉)は右のお腹が硬く、Kさん(妹)は右のみぞおちと左下腹部が硬くなっていました。それぞれに対応したツボに鍼をしたところ、お腹も柔らかくなり二人とも無事に逆子が直ったというわけです。Eさんからも感想をいただきました!
姉妹の逆子を治療する経験は初めてでしたが、二人とも無事に逆子が直って本当に嬉しい気持ちでいっぱいです!
カポスでは、紹介に限らず逆子に対する治療も行っております。お困りの方はご相談ください。
はりきゅうルーム カポス 院長(鍼灸師)
整体師(活法)歴は10年以上あるが、鍼灸師としても一流になるためにカポスに入社。二刀流(整体・鍼灸)に憧れている。臨床で人体のしくみを解き明かす日々に喜びを感じています。
日ハムと名古屋グランパスを応援している二児の父。
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