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「花粉症は治るのか…」という素朴な疑問

" 花粉症・アレルギー性鼻炎 "

2014年3月4日

■完治の可能性

 

花粉症が治ってスッキリ

私たちが行っている鍼治療(シール型の超微細鍼)で治るか治らないか、という話の前に花粉症が完治したという実例はあちこちで見かけます。そういった完治を経験した人がいる以上「治らないもの」と誰も断言することはできません。

 

私たちも、花粉症は治る可能性があると考えて日々取り組んでいます。医療において「絶対に治る」という言葉は使えませんが、一つでも多くの完治例と出会いたいと考えています。では、花粉症の完治って何でしょう。症状が出なければ完治なのか、アレルギー検査で陰性になれば完治なのか、その定義はあいまいです。悩む側(患者側)からしてみたら、検査の結果より実際に症状があるかないかの方が重要であることは言うまでもありません。

 

カポスの立場も「症状があるかないか」を大切にしています。目指すところは、「症状が出ない状態」か「症状がほとんど気にならない状態」です。症状が完全になくなったとしても、アレルギー検査では陽性(異常あり)になるかもしれません。治療と並行してアレルギー検査を行っていないので、体感(症状の強さ)と検査の結果がどのような関係になるのか、現時点ではっきりしたことは申し上げられません。

 

■検査は参考に

 

実際、「アレルギー検査が陽性なのに症状はない」という方もいます。だいたいの場合、症状が出てから検査しますから、無症状の時の数値を把握している方はほとんどいません。誤解しないでいただきたいのは、検査が意味ないと考えているわけではありません。検査の結果は、アレルギーがあるかどうかという判定であり、それが必ずしも症状の強さとピタリ一致しないという話です。

 

知っておいていただきたいのは、「花粉症は花粉飛散量だけでなく、カラダのコンディションによっても症状の強さが変わる」という事実です。ストレスをためている時、睡眠不足の時、暴飲暴食をした時などは症状が悪化することが多いです。逆に、ココロとカラダが解放され、空気や水が美味しく感じられるような気分であれば症状は出ても軽く済みます。

 

■東洋医学的な見方

 

清々しい女性の写真東洋医学的な視点からみれば、こうしたカラダのコンディションを整えることが何よりも大事です。カポスの花粉症治療は、こうした考え方の延長上にあります。花粉症とは、シンプルに考えれば花粉に過敏に反応している状態ですから、カラダの警戒レベルは高く設定されています。警戒レベルは、カラダの緊張と密接に関わっています。ですから、カラダの緊張が解消されれば警戒レベルは下がるのです。

 

花粉症と特に関係が深いのは頚や肩の緊張です。頚や肩のこりが取れると花粉症は軽くなります。そうやって花粉症が軽い状態、もしくは出ない状態をカラダが経験していくうちに、花粉に反応しないパターンを再記憶できます。無害な花粉に反応しないことが本来の姿ですから、本当の状態を思い出すと考えてもよいと思います。

 

こうして、花粉が飛んでいてもカラダが反応しない状態になれば、これを「治った」と呼ぶことになるでしょう。次のシーズンも出なかったら「完治したかもしれない」と思い、何シーズンも無症状で過ごせれば「治った!」と言うことができます。その時、アレルギー検査をわざわざする人は少ないので、検査の結果がどうなっているのか実際のところはデータがほとんどありません。

 

花粉症の専門家として私たちが実績を積み上げていく中で、症状と検査の関係は無視できないところです。

 

この記事を書いた人

はりきゅうルーム カポス オーナー(鍼灸師)

群馬に拠点を置き、東京と往復しながら慌ただしく仕事しています。効果がわかりやすい鍼灸を求めて研究の日々。その成果をカポスにどんどん投入しています。

 

養気院 院長

株式会社 活法ラボ 代表

一般社団法人 整動協会 代表

 

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