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鍼灸院の写真の撮り方について「はりきゅうroom タスケ」にインタビューしてみた

" 施設, 坂口友亮 "

2019年6月28日

坂口です。

 

前回の『鍼灸院の写真の撮り方について「ふくぎ鍼灸院」にインタビューしてみた』に続き、良い感じの写真を載せている鍼灸院にインタビューしていく企画の第二弾。今回は大阪府吹田市で「はりきゅうroom タスケ」を営む高橋智也さんにお話をおうかがいしました。

 

【高橋智也さん】

大阪府吹田市にて「はりきゅうroom タスケ」を営む。頭痛・めまい・突発性難聴・顎関節症・頚肩腕症候群を得意とする。趣味は旅行、世界一周の経験あり。好きな国はキューバ。物静かでクールな印象だが目力がすごい(※坂口の主観です)。

 

 

 

(坂口)ーよろしくお願いします!タスケさんの写真はいい感じですよね。プロのカメラマンに撮影してもらったんですか?

 

 

(高橋)ありがとうございます。写真は、一眼レフカメラを持っている友人に撮影してもらいました。 プロに依頼することも考えましたが、僕が極度の人見知りで「表情が硬くなるかも」という思いもあり、友人にお願いしました。

 

 

ー高橋さん、人見知りなんですね(笑)写真を見ると表情が硬い感じはないので、その作戦が効いてるようですね! モデルさんはどうやって見つけられたんですか?

 

 

クールに見られがちですが内心は緊張しています(笑)モデルも友人です。以前、タイを旅行中に知り合ったタイ人の女性です。日本人男性と結婚され、たまたま大阪に住んで居たので、モデルをお願いしました。

 

 

ー高橋さんとはセミナーで何度もお会いしてますけど、クールな印象です。あまり感情を表に出さないと言うか。でも内心緊張してたんですね(笑)

 

ーモデルさんはタイの方なんですか!確か高橋さんは旅行がお好きでしたよね。もしかして、世界中にそういう友達がおられるとか…?

 

 

はい。自分から積極的に話しかけられません。だけど、人は好きなんです。 世界一周した経験があって、たくさんの人と出会いました。今でも連絡を取り合う友人はいます。自分に才能があるとすれば “人に恵まれる才能” は持っていると感じます。

 

 

ーえ、世界一周!すごいですね!(そっちの話も聞きたい)話がそれてしまうので、またの機会に…。

 

ーちなみにですね…やっぱり、みんな気になってるのが費用だと思うんですよ。高橋さんはカメラマンとモデルさん、どちらも友人にお願いしたということですが…費用はどれくらいでしたか?

 

 

問診と施術を実際に行い、自然な流れを撮影してもらいました。 撮影時間3時間程度で、謝礼として5千円ずつ包みました。少ないかと思いましたが、ここは友人に甘えました。協力してくれた友人には感謝しています。

 

 

ー金額まで教えていただきありがとうございます。お友達価格、というやつでしょうか。(世界中にこんな友達がおるんか…すごいな…)

 

 

 

 

ー撮影時に「ここが難しかった」とか「撮影される側としてこんなことに気をつけると上手く行った」というポイントはありましたか?

 

 

プロに依頼してない分、光の調整が難しかったです。プロなら撮影機材(レフ板、定常光ライト)を使って調整するんでしょうけど、そういうものは使いませんでした。なので撮影日の天気は気にしました。 実際、当初予定していた撮影日に台風が直撃して延期しましたし、その影響でモデルも当初お願いしていた友人とは変更になりました。

 

また友人にお願いした分、撮影はリラックスした雰囲気で行えました。また、実際の施術さながらに撮影して貰ったのも、良かったと思います。

 

撮影前、カメラマンには「こういう雰囲気で撮ってほしい」とか、「この角度で撮ってほしい」などのイメージを伝えて、細かな打ち合わせは済ませておきました。 あとは、できるだけ多くの枚数を撮ってもらい、その中から納得いく写真を選びました。

 

 

ー鍼灸院の撮影はどうしても屋内になるので、やはり光の調整は難しいと…実際の友人だと、鍼治療を受けてもらえますもんね。そういう融通が利きやすかったり、事前の打ち合わせがスムーズに行くのも友人に依頼するメリットですよね。

 

 

ーあと施設に関する質問なんですけど、タスケは施工の時点で写真映えを意識していましたか?施工の時点で気をつけたこと、また実際建ててから「もっとこうしておけば良かった」ということはありましたか?

 

 

施設はプロのデザイナーに依頼しました。 従来の鍼灸イメージを変えたくて、“やわらかさ” と “質感” にこだわりました。なので、結果的に写真映え(?)する感じになったと思います。

 

気をつけたことは、既に開業されている院のブログ(はりきゅうルームカポス・ふくぎ鍼灸院鍼灸院めぐる) を参考にさせていただきました。

 

・患者さんもスタッフも動きやすい動線か

・トイレに前室を設けたこと

 

あと、栗原さんのブログ神は細部に宿るという言葉に感銘を受けて、デザイナーさんと打ち合わせて細部にまでこだわって貰いました。

 

「もっとこうしておけば良かった」と思うことは…外観を鍼灸院ぽくしなかったことで、何屋か分からなくなったことですね。最近、暖簾を設置しました。

 

 

ータスケは確かに鍼灸院ぽくない(笑)もちろん、いい意味で。スタイリッシュでオシャレですよね。時代がタスケに追いつくのを待ちましょう!

 

 

ありがとうございます。

 

 

ー高橋さんがこだわった「やわらかさ」と「質感」は、具体的にはどのようなことでしょうか?たくさんあると思いますので、一部を教えていただけますか?

 

 

「やわらかさ」は、施術室の入り口に布を使ったり、照明を暖色の調光ライトにしました。また、木や緑を多く取り入れることでやわらかさ(安心感)を表現しています。

 

 

「質感」は、患者さんが手に触れる部分は気を使っています。床は天然木を使用しており、待合と受付の天板には無垢の一枚板を使っています。壁にはタスケのイメージカラーであるブルーで凹凸のある塗り方で光の陰影が出るようにしました。

 

 

ーなるほど…そういった工夫がタスケの「いい感じ」につながっているんですね。無機質さ・冷たさがないのもうなずけます。

 

ー最後に、「自分の鍼灸院の写真を良い感じに撮りたい!」と思う鍼灸師は多いと思いますが、何か一言アドバイスはありますか?世界旅行に出かけて友達を作る、以外で(笑)

 

 

イメージを明確にすることは大切だと思います。 僕は開業前から、他の店舗(鍼灸院以外でも)、「この写真すてき」「この雰囲気いいな」と自分が感じたものを手当たり次第に写メで保存しておいて、マネました。 撮影当日はリラックスして、その場を楽しむ!

 

 

ーなるほど、鍼灸院を作るまでの準備が大事なんですね。そして当日はリラックスできる環境を作る、と。高橋さんは自分のことをよくわかっておられて、計画的に動いている印象があったんですけど、このインタビューでもその一旦を垣間見ることができました。ありがとうございました!

 

 

インタビューありがとうございました!

 

結論:モデルさんとカメラマンは身内に依頼するのが最強

前回は「ふくぎ鍼灸院」、今回は「はりきゅうroomタスケ」にお話をお伺いしました。得られた一つの結論は「身内に依頼するのが最強」という、身も蓋もないことになってしまいました(笑)

 

そりゃそうですよね、融通利きますもん。また鍼灸院を建てる段階で、写真写りが良いように逆算しておくことも必要だと気づきました。

 

次回、いよいよカポスで撮影!その裏側をお届けします。

 

鍼灸院の写真の撮り方について考えて、撮影してみた【準備編】

この記事を書いた人

はりきゅうルーム カポス(鍼灸師)

本物の鍼を追究するために大阪からやってきました。

患者さんに「鍼って本当に効くんですね」と言ってもらえた時に、鍼灸師としてのやりがいを感じます。

 

好きな言葉は「勝ちに不思議の勝ちあり 負けに不思議の負けなし」 趣味はサウナ。

 

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