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太ももの肉離れがなかなか治らない方へ

" 秋澤英樹, 肉離れ "

2015年2月16日

サッカーで肉離れ

サッカー今年1月の話です。

 

勉強会でご一緒した渡邉先生が、その1週間前にサッカーで肉離れをしてしまいました。渡邉先生は神奈川県で鍼灸マッサージ院を開業されている先生です。

 

力を入れたりすると左の太ももが痛むようで、かばうような歩き方をされていました。

 

傷めてからの1週間、渡邉先生ご自身で治療を行い、回復の経過をたどっていました。ですが、怪我の程度が軽くないため、勉強会でご一緒した時点では完治に至っていませんでした。

鍼灸師が驚きを隠せなかった

DSCF0662話の流れで、当院スタッフの竹内が施術させて頂くことになりました。

 

1回目は、勉強会が終わった夕方。傷めた太ももを回復させるため、腰にあるツボに1本鍼をしました。すると、すぐに左太ももにあった腫れが引きました。

 

変化がハッキリ出ていたので、一部始終を目撃していた勉強会の参加者から、「お〜〜!」と歓声が上がりました。歩いたり動いて、太ももの状態を確認をすると、つっぱり感が減っていて歩くのも楽になったようでした。

 

2日目は、お尻にあるツボに鍼を2本、足と腰にあるツボにそれぞれ1本ずつの鍼。計4本鍼をしました。膝を伸ばす際の痛みが大幅に減って、膝の伸び方が左右で同じくらいになりました。

 

施術を見ていた勉強会の参加者から「まじか〜!!」と驚きの声が上がりました。しかし、一番驚いていたのは渡邉先生本人だったかもしれません。「今までで一番スゴイと思った!」とつぶやいていました。この時の様子を渡邉先生ご自身がブログに書かれています。

局所鍼のデメリットと遠隔鍼の難しさ

この怪我の治療において、竹内は痛みが出ていた左の太ももには一切鍼をしていません。あえて局所には触れなかったのです。痛みがある局所に鍼施術をすると、痛みを軽減させる効果があります。ただし、刺激量を少しでも間違えると、悪化するリスクがあります。

 

これに対して、局所から離れた遠隔部位のツボはリスクが極めて少ないのです。理論上はゼロですが、ツボを選定するのが難しく、正しいツボを使わないと効果が期待できません。

 

私たちカポスの技術は、ツボの選定に独自の理論を取り入れています。従来の鍼灸に古武術のエッセンスを導入し、動きのバランスを整えることを可能としました。自由に動ける体になると、骨や筋肉などの負担が軽減し、怪我が急速に回復するという仕組みです。

怪我から2週間でランニングできるように

ランニングさて、気になるその後の経過ですが、2週間で走れるように回復したそうです。

 

この回復スピードは、渡邉先生ご本人の感覚としても速いと感じたそうです。もし、「鎮痛」を目的とした局所の鍼のみであった、このように回復しなかったでしょう。

 

私たちが行うツボで動きをつくる鍼は、まだ主流ではなく珍しいものです。オーナーの栗原が先頭となり、全国の鍼灸師に普及させる運動を行っています。カポスのスタッフも講師を務めて価値を伝える努力をしています。

 

 

この記事を書いた人

はりきゅうルーム カポス オーナー(鍼灸師)

群馬に拠点を置き、東京と往復しながら慌ただしく仕事しています。効果がわかりやすい鍼灸を求めて研究の日々。その成果をカポスにどんどん投入しています。

 

養気院 院長

株式会社 活法ラボ 代表

一般社団法人 整動協会 代表

 

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