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患者さんが望むサポートを考える

" 佐藤廉, スタッフ研修 "

2018年12月10日

佐藤廉です。

群馬の養気院で研修中です。

 

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群馬もだいぶ寒くなってきました。

風も強くなってきたので、自転車通勤の快適さが失われつつあります。

防寒対策が大事になりそうです。

 

患者さんがしたいこと

 

栗原院長の施術を見学させてもらっていた時のことです。

 

痛みで肩を動かすことが出来なくなり、来院されている患者さんがいました。

手芸が好きで、趣味で長くやられているとのこと。

 

長年溜め込んだ痛みの蓄積もあり、初診の時は激痛。

手芸をやろうとは思えず、日常生活にも支障をきたすほどだったそうです。

 

それが手芸をやれるようになるまで回復し、完治まではもう一歩というところまできていました。

 

患者さん「肩に良くないのは分かっているのだけど、手芸はやめられなくて・・。痛くて出来ない時もあったけど、今は痛みが軽ければやってしまう。」

 

手芸がすごく好きなんだろうなという気持ちが伝わってきます。

 

手芸 写真

 

院長は、手芸を禁止するような発言をしませんでした。

一日も早く完治させたいのであれば、やらないほうがいいとは伝えてあり、そのことは患者さんも十分に理解しています。

 

症状によっては、時期を逃すと、完治が難しい症状もあります。

そういった場合、通院の間隔や回数、生活をしていく上での注意点などこちらから提案したものを守ってもらわなければなりません。そうしないと、治療が困難になり、かえって患者さんを苦しめる結果になるからです。

 

でも、この患者さんのように、治る道筋はできていて、患者さんの目的がはっきりしている時には、それをサポートする計画を考えていくことも大事です。

 

患者さんの望みは途中で変わるかもしれない

 

院長は、次のように言いました。

 

「少しぐらい痛みがあっても趣味を続けたい人もいる。最短で痛みをとりたいので趣味を我慢する人もいる。どちらを選ぶのか患者さんによって違いがある。その気持ちを理解して、最適な治療プランを提案しないといけないよね。」

 

どれくらい趣味が大事なのかは、患者さんにしかわかりません。患者さんが趣味を楽しむことを目的とするなら、それが出来る方法を患者さんと一緒に探していく。

 

 

問診写真

 

患者さんはどうなりたいのか?
自分に出来ることは何だろうか?

 

最初は、痛みで何もしたくなかった患者さんも、症状が改善してくると、いろいろとやりたくなるものです。

途中で望みが変わることもあります。

その患者さんの気持ちに沿って、できることを提案し続けられるようにしないといけないな。と、学ばせてもらいました。

この記事を書いた人

はりきゅうルームカポス(鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)

 

整動鍼の理論と技術に魅せられ、この道を究めたいと入社を決意しました。

不調を抱える方の力となれるよう励んでいきます。

趣味は、食べ歩き(お酒付き)

好きな言葉は、「人間万事塞翁が馬」

 

カテゴリー: 佐藤廉, スタッフ研修.
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