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群馬研修日記・秋澤編(2)「少ないツボで高い効果を出すには」

" スタッフ研修, 秋澤英樹 "

2016年7月6日

院長秋澤です。

 

群馬研修2日目です。今日は昨日とは打って変わって小雨ぱらつく天気です。昨日の灼熱がなんだったのかと思うほどで、肌寒いぐらいです。体調管理に気をつけたいところです。

 

秋澤

鍼数の少なくても効果が高い整動鍼の秘密

今日もオーナーの養気院で施術見学に入らせてもらいました。オーナーが生みだした整動鍼は鍼の数が少なくて高い効果が得られるのが特徴です。オーナーの臨床で鍼の数は3本〜5本。

 

この季節、いろいろと体の不調を訴えている人が目立ちます。症状の数が増え、それぞれに対処しようと思えばツボの数は増えがちです。でもオーナーの鍼の数が増えることはありません。むしろ、訴える症状が多い人ほど鍼の数が少なくなっていきます。

 

いったいなぜなのか…?

 

整動鍼の指導を受ける時、私たちは3つのポイントを強調されています。

これが、整動鍼が少ないツボで効果が出せる仕掛けであり秘密です。

 

1.部分ではなく、全体を観よ
2.症状に惑わされず、原因を探し出せ
3.症状と症状の関係性を読み解け

 

パズル

 

1.部分ではなく、全体を観よ

「頚やって、腰やって、膝やって…」と、一つ一つに対してよい治療が出来たと思っても、それではうまくいきません。なぜなら、そもそも患者さんの体は一つですから、症状それぞれに関係があるかもしれません。

 

そういう背景を想像せずに施術してしまうと、全体がチグハグしてバランスが悪くイマイチだった、という場合があります。そういう時は、すぐに症状が戻ってきてしまい、安定した状態に落ち着いてくれないものです。

 

2.症状に惑わされず、原因を探し出せ

痛いところが原因であるとは限りません。だから、症状ばかり見ていると本当に悪いところを見逃してしまいます。患者さんが訴える症状はしっかり耳に入れ、その直後にはプロの視点から本当の原因を冷静に探し始めます。その時に頼りになるのが問診で得た情報です。症状が出る前の行動や体調の変化がそのヒントになります。

 

3.症状と症状の関係性を読み解け

体にいくつかの症状がある場合、無関係に見えても深く関わりがある場合があります。最終的に1〜2つの原因に集約できる場合がほとんどです。その原因にアプローチすることが一番大切なことです。原因が集約されているツボに鍼ができるほど、作用が体全体に大きく伝わり、大きな治療効果を期待できます。

 

理論通りの臨床

オーナーは社内研修で鍼技術を指導するだけでなく、プロ向けのセミナーも積極的に行っています。もし、セミナーで実演していることや説明している理論が、実際の臨床と違っていたら「ちょっと…」な感じになります。研修で、実際の臨床を観て改めて思ったことがあります。

 

そのまんま!

 

普段は一緒にいないオーナーの臨床を、すぐ横で観ることができ、整動鍼の魅力と特徴を再確認することができています。私自身の進化のヒントをたくさんもらっています。

 

研修は今日も続きます。

この記事を書いた人

はりきゅうルーム カポス 院長(鍼灸師)

整体師(活法)歴は10年以上あるが、鍼灸師としても一流になるためにカポスに入社。二刀流(整体・鍼灸)に憧れている。臨床で人体のしくみを解き明かす日々に喜びを感じています。

 

日ハムと名古屋グランパスを応援している二児の父。

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