群馬研修日記・坂口編(9) あなたが知らないドローンの世界
坂口です。研修9日目です。
今日は午前の診療が早く終わり、昼休みに余裕がありました。この時間を活かさない手はありません。実は私、研修で養気院に来た時から気になっているものがあったのです。
そう、ドローンです!手のひらにおさまるミニサイズのドローンですが、オーナーが飛ばしている姿を一目見た時から、私の好奇心は強烈に揺さぶられていました。
最初の研修日記で私の後姿を映した動画をアップしましたが、あれはオレンジのドローンで撮影したものだったのです。
赤いドローンは羽根の周りにガードがついていて、操縦に不慣れな初心者でも安全に飛ばすことが出来ます。
オーナーに操縦方法を教えてもらい、さっそく養気院の広いロビーで飛ばしてみました。
おお!いい!すごくいい!めっちゃ面白い!
「自分で操っているものが空を飛んでいる」という体験は、予想通りの、いや予想以上の感動と興奮を与えてくれました。
はるか昔から、人間は空を飛ぶものに憧れていたと聞きます。その意味がようやく分かりました。理屈じゃないんです。ふわふわと目の前の空間をただようドローンを見ると、この地上に重力なんてなかったんじゃないか…と束の間の思いにひたることができます。
研修に来てから衝撃を受けまくりの私ですが、ドローンのインパクトも相当強いものです。
オーナーと一緒に夢中になってドローンを飛ばしている時に、ふとオーナーが
「これ、何の研修なんだろうね」
とポツリ。確かに。
グッバイ、ドローン
さらに、「このドローン、どこまで高く飛べるんだ?」という素朴な疑問が生まれました。オレンジのドローンは動画が取れるので、急上昇させたら臨場感のある動画がとれんじゃね?ということになり、さっそく、オーナーと養気院の前にある誰もいない広場へ急行します。鉄塔があるので、飛ばした際の高さが一目瞭然です。
よし!いけドローン!
コントローラーのスロットルを全開にすると、ドローンはぐんぐん上昇します。あっという間に、高さ100mはあろうかという鉄塔の真ん中まで。およそ60mくらいでしょうか。高さ60mというと、マンションの20階に相当します。もはや豆つぶ、いやそれ以下の点にしか見えません。
このまま鉄塔を超えて飛んでいくんじゃ?と思われた直後、
オーナー「あーダメかもしんない」
なんと、上昇を続けていたドローンが、あれよあれよという間に急下降していきます。
このままではヤバい。オーナーも私も分かっていますが、どうすることもできません。電波が届かないと操縦できない、ラジコンの宿命です。
幸い(?)近くの草むらの中に墜落していくのが確認できました。
急いで駆けつけますが、だだっ広い草むらのどこに落ちたのか分かりません。
しかも今は雑草たちが生い茂る5月です。「最悪見つからないかも」という思いが頭をよぎります。
砂場でコンタクトレンズを探すよりは簡単かもしれませんが、広い草むらの中で小さなドローンを探すのも相当骨が折れる作業です。
探しはじめて5分経ち、10分経ち…見つかりません。このままでは昼休憩が終わってしまいます。
オーナーが「あと5分だけ探そう」と言った直後、草むらをかき分けている私の足元にオレンジ色の小さな物体が。もしや…
あった、あった、ありました!よかったぁぁぁ!
イヤーよかった。
半ばあきらめていたドローンとの再会を喜んでいると、オーナーが
「これ、何の研修なんだろうね」
とポツリ。うーん、確かに。
つづく…(10)「ついに公開!これがドローンから見た景色だ」
はりきゅうルーム カポス(鍼灸師)
本物の鍼を追究するために大阪からやってきました。
患者さんに「鍼って本当に効くんですね」と言ってもらえた時に、鍼灸師としてのやりがいを感じます。
好きな言葉は「勝ちに不思議の勝ちあり 負けに不思議の負けなし」 趣味はサウナ。
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