私が試してきた花粉症の民間療法-本当に効いたのは?
浦井です!
今回は、私の体験をもとに花粉症の原因と対策を考えてみます。
お尻に打たれた、怪しい注射
私、高校生の時からの花粉症です。本当に辛いです!
梅の花が咲く頃になると目のかゆみ、喉のイガイガ、くしゃみ、鼻水、鼻詰まりが次々に始まり、4月にはピークを迎えます。
今まで試してきた治療法は数知れず。病院にかかって処方薬をもらったり、市販薬、民間療法まで毎年のように新しい情報に飛びついて、手を変え品を変え、なんとか花粉症を押さえ込もうとしてきました。
その中でも、特に印象に残っているのが、「シーズン前の注射一本で花粉症が治る!」という魔法のような謳い文句の注射です。
かれこれ15年前の話です当時はその注射の正体も分からず、親に連れられて行ったクリニックで打たれました。「生理が止まるかもしれないけど、心配いらないからね」とお医者さんに言われ、お尻に一本。
「シーズン前の注射一本で花粉症が治る!」という謳い文句を信じ込んでいた私は、「一本打つだけで済むなら楽でいいや〜」と呑気に考えていました。
しかし、残念ながらそのシーズンも平年通りに症状が出た上に、生理は半月遅れました。がっかりすると同時に「やはり魔法のような話なんてないんだな~」と感じました。
その時、私の身体の中で何が起こっていたのか、当時は考えもしませんでしたが、今思えばあれは持続性のステロイド注射でした。
ステロイドは、一回注射をすると効果が約4週間保つのがメリットだと言われていますが、それは身体に不都合な副作用が起きても、その間はどうにもできないことを意味します。
現在、花粉症に対するステロイド注射は、副作用の危険性から日本耳鼻科学会や日本アレルギー学会なども疑問視している方法です。
花粉症に本当に効く民間療法は?
他にも「花粉症に効く」と言われる民間療法を手当たりしだい試してきました。
甜茶(てんちゃ)を煮出した水筒を持ち歩き、ヨーグルトは毎食欠かさず食し、飲み物は白湯と決め、食後にはサプリメント。冷えを恐れて、外出時には靴下5枚の重ね履き。その足が入る靴は大きめサイズ。帰宅したら長時間の半身浴・・・。冷え取り対策にこれ以上はありませんでした。
ただでさえ花粉症にうんざりしているのに、やる事が盛りだくさんでヘトヘトでした。それでも、劇的な効果を感じたものはありませんでした。
今はたくさんの情報がインターネットで簡単に手に入ります。毎年のように目新しい情報が流れます。便利な反面、情報過多になりすぎて、自分にとって何が最も効果があるのか、何が必要なのか、本当の所が逆に分かりにくくなってしまっている気がします。
花粉症にも情報にも振り回されてしまう春は憂鬱な季節です。
花粉症の影には熱の暴走族
「注射を一本打つだけで花粉症が治る」なんて、本当なら魔法みたいですよね。
「魔法みたい」と言えば、カポスも患者さんに言って頂く事がよくあります。カポスの魔法は、試行錯誤の結果たどり着いた”地に足の着いた治療”です!
そもそも、花粉症の解釈が病院とは違います。花粉に対して敏感になってしまうのは、「余計な熱が身体に滞っている状態だから」と考えます。熱と言っても発熱のことではありません。循環するべき熱が滞り、頭部が熱を溜めた状態です。
溜まった熱は身体から出ようとして出口となる抜け穴を求め、様々な症状を引き起こします。鼻から出ればくしゃみ、鼻水、鼻詰まり。目から出ようとすれば、目のかゆみ、充血。喉から出ようとしすれば、かゆみ、イガイガ感など・・・。出口の多くは敏感な粘膜であるため、大ダメージです。
そもそもの熱の滞りを引き起こしているのは、肩コリや頚コリです。本当は頚部を通って降りていく熱が、凝り固まった所を通れずストップしてしまいます。通行止めを起こされた熱が行き場がなくなって暴走するのです。
ここまで理屈が分かったら、やるべき事はシンプルです。通行止めを解除してやれば良いのです。そうすれば熱は自然と下がり始めます。ルートを確保された熱は、出口を求めて暴れ回る事もなくなります。
カポスの花粉症治療が大きな成果を出せるのは、この熱暴走を鎮静させることができるからです。首や肩のコリに鍼をしなくても、離れたツボを使って首や肩の深い筋肉を緩めることができます。
★関連情報≫花粉症のメカニズム
はりきゅうルームカポス(鍼灸師・柔道整復師)
地に足のついた成果を出せる鍼灸師でありたいと思っています。
何となくいい感じかも?というフワッとした鍼をするのでなく…。
その人のポテンシャルを最大限引き出す力が鍼にはあります。
お力になれたら嬉しいです。
好きな言葉は「真剣勝負」
格闘技・筋トレ・猫が大好きです!
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