技術力を証明するものは、ただ一つ
オーナーの栗原です。
カポスを利用してくださっている皆様へ、改めてご報告があります。
6月に新入社員の浦井百合を迎え、私の現場である養気院(群馬県伊勢崎市)で1ヶ月間の研修を行っていました。畑の中にポツンと佇むように建っている小さな鍼灸院です。のどかな雰囲気を裏切るように、院の駐車場は常に車が出入りして、院内で私たちは(患者さんに悟られないように)慌ただしく動いています。
そこで浦井が見たものは、それまで浦井が知っていた鍼灸院とは違っていたようです。鍼灸院はどこも同じではないことを肌で感じたようです。その様子に興味のある方は、ぜひ「群馬研修日記」の方をご覧ください。
必要とされつつ、必要とされない存在に
はりきゅうルーム・カポスは、私の理想をカタチにしようとして開設した鍼灸院です。準備を始めた頃から数えると2年になります。まだ理想には届いていませんが、現場のスタッフは私が想定していた以上の働きをしています。秋澤院長を中心に現場は、ミッションに従って動いています。
その一員になってみたいと何度思ったことかわかりません。でも、そこに自分が入っていないからこそ、現場が上手く回っているのだと思います。必要とされつつ、必要とされない存在に、私は向かっているように思います。寂しくもあり嬉しくもある、複雑な想いです。「こういう経験ができる鍼灸師って私の他にいないのでは?」と思うほど貴重な経験を積んでいます。
群馬研修を終えて 左から、栗原、浦井、(栗原)正恵
群馬での研修を終えた浦井は、7月から品川のスタッフに加わっています。現在、3名体勢でカポスは動いています。しばらくの間、浦井はサポート業務に徹し、臨床はこれまで通り、秋澤、竹内の2名が担当しています。
治らない症状が治るかもしれない、と思える喜び
浦井には、臨床の実務経験がありますが、カポスが使う「古武術鍼法」を使いこなすための修練が必要となります。理論から従来の鍼灸とは異なるので、十分な時間をかける必要があります。万全な準備をしてから患者さんを担当することになっています。
現場が2名から3名に増えたことで、院内の雰囲気がだいぶ変わったと思います。優秀な鍼灸師3名が集うことになりました。いよいよ役者が揃ったなー、という気持ちです。それぞれの個性と能力を引き出すのが私の仕事です。大変なところはありますが、こんなにやりがいのある仕事はありません。
左から、竹内、栗原、秋澤(院長)、浦井
私はこれまで通り、群馬で臨床を重ねながらカポスを支援していきます。特に、技術に関しては、現場に求める水準はかなり高く設定してあると思います。私も全力で取り組んでいます。技術にストイックになるからこそ、技術研修ではピリピリした空気を作らず、和やかな雰囲気を心がけています。
カポスにおいて、私はオーナーという立場であると同時に技術責任者です。独自の技術を「古武術鍼法」として統括しています。ですが、技術と役職は別ものです。誰でも自由に発言できる環境を大切にしています。私自身も品川から学びたいからです。
月に数回行っているカポスの社内研修は、楽しみな時間です。必ず収穫があります。技術屋として自分の腕が上がったと感じた瞬間には、特別な喜びがあります。技術を開発する、腕を磨く、ということは、不可能を可能にするということです。治らない症状が治るかもしれない、ということです。
技術の証明
カポスは、鍼灸に最先端の技術を投入しているという自負があります。ただ、こうした話はありふれていて、特別な話として受け取って頂けないことを承知しています。だから、これ以上は言いません。技術力の証明は、ただ一つ「症例」だと思うのです。ですから、どこよりもたくさんの症例を公開しようと力を入れています。
といいつつ、この3ヶ月間、症例や患者様の声をアップデートしておりませんでした。この休眠期間もコツコツと臨床を重ね、回復例と改善例を増やしてきました。実は、私たちの引き出しの中には準備を済ませた多数の症例が眠っている状態です。
頭痛、肩こり、花粉症を専門としてスタートしたカポスですが、その影で新たな得意分野も育ってきております。技術的に共通点が多い、突発性難聴、耳鳴り、顔面神経麻痺の症例も増えています。こうした症例も併せて公開していきます。
私たちの技術を必要としている人のために、症例報告の手は緩めません。カポスのオーナーとして約束します。それでは、今後にご期待ください。
はりきゅうルームカポス(鍼灸師・柔道整復師)
地に足のついた成果を出せる鍼灸師でありたいと思っています。
何となくいい感じかも?というフワッとした鍼をするのでなく…。
その人のポテンシャルを最大限引き出す力が鍼にはあります。
お力になれたら嬉しいです。
好きな言葉は「真剣勝負」
格闘技・筋トレ・猫が大好きです!
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