特別編
頭痛の中でも少し特殊なものを解説します。
薬物乱用頭痛
薬を飲んでも頭痛が治まらない。むしろ、薬を飲んでいなかった時の方が軽かったというケースがあります。それは、薬の飲みすぎが原因かもしれません。薬の飲みすぎによる頭痛は「薬物乱用頭痛」と言われています。
鎮痛薬の使用は一般的に週2回までとされています。医師の診断基準は1ヶ月に15日以上鎮痛薬を服用している場合に薬物乱用頭痛と診断されます。
薬物乱用頭痛の起こる仕組みを紐解いていくと、悪循環に陥っていることがわかります。患者さん自身は悪循環に陥っていることに気づかず、抜け出す事ができない場合も多いです。
☆もっと詳しく≫薬物乱用頭痛
子供の頭痛
元気に走り回っていた子供が突然「頭が痛い」と言って元気がなくなることがあります。しかし1~2時間後には何事もなかったかのように再び元気に遊びまわります。
このような事が何度も起こると、親の気を引くためや、学校を休むために仮病を使っているのではと考えてしまいがちです。大人の頭痛と子供の頭痛は症状や出方が違う事を知っていれば、子供の本当の訴えにも気づく事ができます。
★もっと詳しく≫子供の頭痛
更年期の頭痛
女性にとって大きな転換期である閉経。その前後10年間のことを更年期と呼びます。この期間に頭痛を感じている女性が全体の約7割です。これには女性ホルモン(エストロゲン)が大きく関与しています。
「更年期に入ってから頭痛がするようになってきた」「更年期に入るといつも飲んでいた鎮痛薬が効かなくなってきた」と心当たりがあれば、それは更年期による頭痛かもしれません。
★もっと詳しく≫更年期の頭痛
二日酔いの頭痛
1.アルコールに含まれるアセトアルデヒドが分解しきれない
2.体内に残ったアルコールが血管を拡張する
3.アルコールに利尿作用により脱水症状になっている
★もっと詳しく≫二日酔いの頭痛
カキ氷を食べたときのキーン
かき氷やアイスクリームを食べたときに突然襲ってくる「キーン」という頭痛。「アイスクリーム頭痛」と名付けられています。
★もっと詳しく≫アイスクリーム頭痛