親指のバネ指の原因がノートパソコンの◯◯だった症例
院長の秋澤です。
親指のバネ指の原因がパソコンだった症例です。３回の治療で日常生活に支障ないレベルまで改善しました。的を得たアドバイスができたために早期に回復しました。
右親指がバネ指の30代男性
右手親指の痛みでいらした30代男性Ｔさん。手首を親指側に曲げる動きをすると「ガックン」となり、体が逃げるぐらい強烈な痛みがありました。また、手をついて起き上がる際、手首に体重がかかった瞬間に痛みが出ます。親指のバネ指（弾発指）です。
きっかけは、正月に生後６ヶ月になる子供を長時間抱っこしていたことだとわかりました。また、年が明けてから仕事が忙しかったらしく、１週間ずっとパソコンをしていたことも原因の１つではないかと疑っていました。
バネ指は、あまり知られていませんが背骨の方に原因があります。疲労などで背骨の動きが悪くなってしまうと、指の動きが渋くなってしまうのです。無理を続けていると指の腱が膨れあがって、動かす際にカックンと引っかかってしまうのです。
１週間に１度のベースで２回治療をしました。弾かれた時の「ガックン」とひっかかる感じと、それに伴う痛みは８割改善したものの、１週間後の来院時にはまた４割程度の痛みに戻ってきてしまいます。何かが足りないと考えて、普段の手の使い方に問題があると考えました。
原因はパソコンの…
パソコンが原因と聞いて何を思い浮かべますか？キーボードでしょうか？マウスでしょうか？Ｔさんのパソコンはデスクトップ型ではなくノート型です。
ノート型にはトラックパットと呼ばれるものが付いていますよね。キーボードの手前にあって、マウスの役割をします。Ｔさんは仕事の作業でこのトラックパットを右手の親指で、しかも凄いスピードで上下に操作をしていたようです。まさにバネ指での痛みが発症する動きそのものだったのです。
親指の負担を考えて、マウスを使うようにお願いしました。そして３回目の治療後、弾かれる動きも痛みも８割治ったのです。４回目の治療後にはほとんど気にならなくなっていました。
仕事環境は痛みを作り出すだけでなく、時として治りにくい状況を作り出してしまいます。ノートパソコンのトラックパットを使用していて手首が痛い方、首や肩こりがひどい方は、マウスに変えてみてはいかがでしょうか？
＜はりきゅうルーム品川カポス 院長：秋澤＞
はりきゅうルーム カポス 院長（鍼灸師）
整体師（活法）歴は10年以上あるが、鍼灸師としても一流になるためにカポスに入社。二刀流（整体・鍼灸）に憧れている。臨床で人体のしくみを解き明かす日々に喜びを感じています。
日ハムと名古屋グランパスを応援している二児の父。
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Thank you！