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ぎっくり腰の原因が足の疲労だった例

" ぎっくり腰, 症状・治療, 秋澤英樹, 腰痛 "

2015年5月29日

足の疲労が原因のぎっくり腰の症例がありましたので紹介します。腰の治療も、実はカポスの得意分野です。

 

それでは実際の症例をお読みください。紹介でやってきた40代後半の男性、Aさん。動けないほど痛かった腰痛が2回の鍼治療でほとんど気にならなくなってしいました。原因を探してきちんと取り除くことができると、Aさんのように順調に改善します。急性期の腰痛も鍼治療の得意分野です。

 

では、その原因をどうやって探すのでしょうか。ヒントは発症時の状況です。

重い物を持ったわけではないのに

名称未設定Aさんは、事務でパソコンに向かう時間と、外回りで人と会う時間が半々です。特に重い物を持つ仕事ではありません。

 

 

ただ、中腰から上体を起こそうとした時に電撃のような痛みが走ったのです。動くこともできない痛みで、仕事を続けられずそのまま2日間の休暇に入ったのです。そして、3日目に来院されました。

 

来院された時は、寝返り(特に左に向く時)やおじぎで骨盤の上の方に痛みが出る状態でした。また椅子も長時間座っていることができず、骨盤の真ん中に痛みが出て体が置き場がなくなってしまうとの話でした。専門的には仙腸関節という部分に問題があると考えられます。

 

 

マラソン

痛みの位置と苦手な動きから原因を分析しました。目を付けたのは足でした。足のツボに3本の鍼を行うと、おじぎをした際の痛みは半分程度になりました。さらに足にもう1本加えると、立ち上がる時に腰がスッと伸びるようになりました。腰掛けた状態からの立ち上がりも楽になりました。同時に、おじぎも楽になっていたので計4本の鍼で初回の治療を終えました。

 

患者さんは、腰の痛みが足のツボで軽くなったことが不思議な様子でした。足に原因があったことを説明すると合点がいったようです。話を聞くと、横浜のマラソン大会に参加されて疲労の自覚があったそうなのです。

手にも原因があった

名称未設定それから3日後、2回目の鍼治療でした。心配していた痛みはぶり返すことなく、状態は保っていたそうです。ただ、外回りの時に重たい荷物を肩にかけると痛みが強くなるようでしたので詳しく話を聞きました。すると、右肩にかければ右腰に、左肩にかければ左腰に痛みが出るのだそうです。

 

この話から、手のツボを選んで2本の鍼をしました。すると、すぐに右腰の痛みが気にならなくなしました。右腰が良くなったので左腰の痛みが気になるようになり、お尻に向かって縦に走る痛みが残っているのがわかりました。足とお尻のツボの1本ずつ鍼をすると消えてしまいました。

 

腰を伸ばす際に、腰椎と骨盤の間に痛みが残っていたので、頚のツボを仕上げに使いました。痛みが消えめでたく快調な状態を取り戻すことができたのです。

 

このように鍼治療は、急な腰痛も得意です。当院では、頭痛、肩こり、花粉症(アレルギー性鼻炎)の患者さんがたくさん通われていますが、ご要望があれば、急な腰痛(ぎっくり腰など)にも対応しております。ご相談ください。

この記事を書いた人

はりきゅうルーム カポス オーナー(鍼灸師)

群馬に拠点を置き、東京と往復しながら慌ただしく仕事しています。効果がわかりやすい鍼灸を求めて研究の日々。その成果をカポスにどんどん投入しています。

 

養気院 院長

株式会社 活法ラボ 代表

一般社団法人 整動協会 代表

 

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