群馬研修日記・坂口編(18) 患者さんが知らない研修の裏側
坂口です。研修20日目です。
(17)「ツボの顔を覚えて!」のつづき
いよいよ群馬研修も終盤です。最初は慣れない環境に戸惑い、数々の課題にヒーヒー言っていた私ですが、群馬での生活に少しずつ慣れてきました。
「養気院での研修って、いったい何をしているんだ?」と気になっている方も多い(?)と思いますので、ある一日を紹介します。
通勤
宿泊しているビジネスホテルから、研修先の養気院までは社用車(折りたたみ自転車)で10分ほど。身支度を調え、畑と田んぼの間を通り、養気院へ向かいます。
※写真はイメージです
朝の準備
養気院に到着すると、ホールとトイレを掃除します。
その後、PCの予約表を見て一日の流れをチェックします。
合わせて、ベッドメイキングも行います。
患者さんを迎える準備が整いました。今日も養気院の一日が始まります。
午前
まずはオーナーの施術を見学します。
今日一人目の患者さんは、動悸、息苦しさ、腹痛を訴える方でした。「あれから1週間楽に過ごせました!」とのこと。
「どのツボを使うのか!?」とオーナーの施術に目を光らせます。
ですが、特別なことをしている様子はありません。オーナーが講師をしているセミナー(整動鍼)でもよく登場するありふれたツボ(合谷と四涜)に鍼をして、施術は終了しました。
施術を見学する間の時間に、ブログ(もちろん、このブログ)の作成に取りかかります。
昼休み
午前の診療が終わってほっと一息。昼食をとります。
食後は、ドローンで一服。
飛んでいるドローンに、カメラのピントがピタリ合っています!会心の一枚。
毎日飛ばしているせいか、日に日に上手くなっている気がします。
午後
引き続き、施術を見学します。
出産間近の妊婦さんでした。出産前に肩こりを治療して欲しいとのこと。オーナーは足と腰に鍼をして、肩にアプローチします。出産前に肩こりを解消しておくと、母乳の立ち上がりが良いそうです。
空き時間に本を読みます。感想文を提出する課題があるんです。
なんだか、頭の良い人みたいです。ちなみに本のタイトルは『不完全性定理とはなにか ゲーテルとチューリングが考えたこと』。およそ鍼灸院には似合わない本ですが…結構面白いんですよ、この本。
そして本日のおやつは、じゃがいもです!オーナーの奥様が蒸かしてくれました。
蒸かしただけのじゃがいもがこんなに美味しいなんて…塩とマヨネーズだけでこんなに美味しいなんて…群馬最高や!と思っていると、そこにバターまでやってきました。
感無量です。
お腹を満たして、整動鍼セミナーの復習用DVDを作成します。
「整動鍼脊柱編」セミナーに参加された皆様、今しばらくお待ちください!
18時半頃、オーナーの診療は続きますが、私は一度ビジネスホテルへ帰ります。
ちなみに、オーナーの仕事量はハンパではありません。患者さんを施術していない時間は、いつもPCの前で何かしらの作業を行っています。
猛烈な勢いでキーボードを打っているオーナー。
夜間
ビジネスホテルに戻り夕食と風呂を済ませ、自主勉強のために養気院へ戻ります。
昼間はまとまった実技練習の時間がとれないため、診療後にオーナーの身体を借りて触診の練習を行います。
オーナーは「手はウソをつけない」とよく言います。自分に自信がなかったり、緊張したりすると、全て相手に伝わっているとのこと。
手は口ほどにものを言う、のでしょうか。気が抜けません。
触診トレーニングが終わるころには、すっかり日が暮れていました。
明日はカポスで行われる合同研修に参加するため、オーナーと東京へ向かいます。
今日も一日、お疲れ様でした!
はりきゅうルーム カポス(鍼灸師)
本物の鍼を追究するために大阪からやってきました。
患者さんに「鍼って本当に効くんですね」と言ってもらえた時に、鍼灸師としてのやりがいを感じます。
好きな言葉は「勝ちに不思議の勝ちあり 負けに不思議の負けなし」 趣味はサウナ。
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