群馬研修日記・浦井編(最終回)「鍼灸師の常識が最大の敵」
今日がついに群馬研修最終日です。
昨日、群馬研修最終日かと思わせておいて、まだ群馬にいる浦井です。
さて、今日で残り全て一気に行きます〜!
おさらいはこちら↓
- 10分空いたら「よし、時間できた!」と言い、即「コーヒー飲もう!」となる。(平均一日5杯、しかも豆から挽く)
- 3分の置鍼の合間に別の仕事を片付ける。超高速スピードで処理。
- トークが熱くなってくると1.5倍速の早口になる。
- ジャンル問わず読んでる本の量が膨大。その辺の図書室は超えている量。
- 陰ながら養気院と栗原オーナーを支えている奥様のパワーと貢献力が凄い。
- 栗原オーナーを筆頭に、栗原家の方々は皆さん全員、笑顔に破壊力がありすぎる。
メリハリはあえてつけるのが養気院
養気院の一日はあっと言う間です。次から次へと患者さんが来院されるので、栗原オーナーには、まとまった時間がありません。治療をしつつ、わずかな隙間に猛烈なスピードで他の仕事し、また治療に戻ります。時間がたっぷりないので、当然早口に・・・。
養気院の研修に来た当初、この切り替えの連続とスピード感に面食らいました。
そんな中でも大事にしているのがコーヒータイム。しかも、わずかな時間を惜しまず、豆から挽いて味わって飲みます。
ミルでゴリゴリ。この笑顔〜!
こういうホッとできる時間をあえて作るからこそ、治療とのメリハリがつくのかもしれません。
そして、お菓子に添えられたメモ。
私が書いたメモではありません。こんな気遣い、私には100年かかってもできません!
奥様が書かれたメモです。可愛らしいメモに思わず笑顔になりました。
栗原オーナーは表舞台に立ち、奥様が裏方として支える。養気院は二人三脚で成り立っているのだな〜、と改めて感じました。
三人で記念撮影。左が栗原オーナー、右が奥様。二人の笑顔につられて、私も笑顔になりました!
真ん中で恐縮です。
更新を止めない鍼灸師
栗原オーナーはわずかな隙間時間に、さまざまなジャンルの本を読みます。脳を刺激し続けることを止めません。
群馬研修では、課題のひとつとして、”二日に一冊、本棚から好きな本を選んで読み、感想文を書く”というものがありました。楽しみのための読書と課題の読書とでは、全く意味が違います。読むにも書くにも、とにかく時間がなく、苦心しました。
なんとか一ヶ月間こなしていく中で、”絶えず自分を更新していく必要性”と、”時間がないからこそ、困難に思えることができる場合がある”のだと知りました。
鍼のために鍼以外のことを考える
”鍼のことだけを考えています”という言葉は一見、情熱的で素敵に感じます。
しかし、誤解を恐れずに言えば、鍼のことだけを考えていたのでは、世間一般の常識からはどんどんズレてしまいます。患者さんは多種多様な職業や立場の方がいらっしゃいます。そんな患者さんに”鍼灸師の常識”を通そうとすれば無理が生じます。
“技術力に自信があるからこそ、純粋の技術の力で患者さんの役に立ちたい”
栗原オーナーはそう思っているはず。だからこそ、技術をしっかり伝える努力をしているように感じます。世間の常識とズレないためにも、新しい知識を取り入れ自分を更新させ続けているのだと思います。
その姿を見たことで、私ももっと本をたくさん読んで自分を更新し続けなければ!と思いました。
おしまい
今までの価値観や考え方が、見事にひっくり返される一ヶ月間でした。毎日が刺激的な光景の連続でした。見学に入らせて頂いた養気院の患者さん、栗原家の皆様、群馬の方々、ありがとうございました。
今日で群馬研修は終わりです。
7月4日(土)からは勤務場所が群馬から品川のカポスに変わります。
今日の群馬は燃えるように美しい夕暮れ。養気院の前からの景色です。
黄昏時に佇む”精神と時の部屋”養気院。
とは言え、カポスで臨床に出るにはまだまだ時間が必要です。しっかりと古武術鍼法を身につけてからです。これから群馬研修の成果を発揮してカポスに貢献できるよう、がんばるぞ〜!
研修日記は続く・・・舞台は品川へ。
はりきゅうルームカポス(鍼灸師・柔道整復師)
地に足のついた成果を出せる鍼灸師でありたいと思っています。
何となくいい感じかも?というフワッとした鍼をするのでなく…。
その人のポテンシャルを最大限引き出す力が鍼にはあります。
お力になれたら嬉しいです。
好きな言葉は「真剣勝負」
格闘技・筋トレ・猫が大好きです!
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