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群馬研修日記・光山編 ツボ押しはアーチェリーと同じ。ど真ん中の10点を狙うべし。

" スタッフ研修, 光山英史 "

2016年8月20日

養気院勤務の光山です。

※養気院はカポスのオーナーが院長を務める群馬の鍼灸院です。

 

光山英史

 

カポス・養気院で使われている整動鍼をマスターするため、日々奮闘しています。

 

アスリートは筋トレ、鍼灸師はツボトレ

カポス・養気院で使われるツボの位置はとても細かいです。少し場所がズレると効果がはっきりと違います。そのため、しっかりツボを取るというトレーニングは、とても大事です。もし治療の方針が合っていても、ツボの取る位置を間違っていては、良い効果が得られません。

 

そのため、診療後の時間を使い、ツボを取る練習を行っています。
実技練習

 

違いがわかる正恵さん

養気院スタッフの正恵さん(院長の奥さん)の身体を借り、練習を行っていたときです

 

取穴した場所にチェックを付け、院長に確認のため触ってもらうと、

 

「場所はあってるね!」

マークが付いた場所に指が触れています。

 

心の中で「よし!」と思って、正恵さんの顔見ると・・・

「そこそこ!」といった感じで顔を歪めています。

 

あれ?

 

顔を見ると私がさっき取穴したときと反応が違います。触れられてる正恵さんは正直です。口には出しませんが、明らかに反応が違います。

 

 

実技練習

 

もう一度マークの位置に触れ、確認してみると平然な顔をしています。

 

さっきは触られるだけで顔を歪めてたのに・・・。」

 

「どうですか?」と尋ねると、やはり院長がツボに触れた感覚と違うそうです。どう違いがあるのか正恵さんに正直な感想を聞いてみると、

 

「同じ所を触られてるとけど、ぼやけた感じがする」

 

とのこと。

 

狙うはツボの10点なのだ

なぜこんな違いが・・・

 

考えた結果、アーチェリーの的をイメージしてみました。

 

ツボの10点を狙うのだ
アーチェリーの的は、
中心から外側に向かって得点となる円の帯が並んでおり、中心が最高得点の10点で1点ずつ低くなっていき、一番外側は1点です。

 

ペンでチェックを付けた所を的、実際のツボの場所を真ん中の10点と考えると、私が指で触っていたのは、7、8点の枠を指で触れながらツボを触っている感じです。

 

つまり当たりが大きいということです。これが「ぼやけている」と言われた原因だと思いました。ツボに当てるイメージは、10点の枠を触り、さらにその真ん中を絞り込み当てる。ど真ん中を狙うイメージです。

 

日頃の練習でも、「もっと当たりを小さく!」といわれるのはそのためです。

 

 

指をツボに当てる感覚は矢のように
ツボの大きさは、ゴマ粒大が基本です。中には、それ以上に小さいものもあります。このツボに鍼を当てるのですが、鍼先の直径は0.16㎜(髪の毛太さと同じぐらいと表現されることが多いです)なので、指に比べ圧倒的に細いです。

 

少し指の当たる位置がズレるだけで、鍼では大きく当たる場所が変わります。その差は効果に直結します。場所によっては、全く違うツボになってしまいます。

 

鍼をしてみると、その違いがよくわかりました。ぼやけた所を取ったツボでは、鍼の効果はイマイチです。多少の変化は出るのですが、はっきりした身体の変化を見せてくれません。しかし、ど真ん中を射た鍼は、すぐに変化を感じ、相手にも伝わります。

 

鍼の効果を実感するのは、受けた側はもちろんですが、施術した私自身が、その場で起こる身体の変化に、何とも言えない気持ちの良いものを感じました。

この記事を書いた人

はりきゅうルーム カポス姉妹院=養気院(鍼灸師)

群馬県にある養気院で、カポスと同じ鍼灸の技術を用いながら日々臨床に励んでいます。1つ1つ明確な変化を出すツボの可能性に魅了され、生まれ育った大阪を飛び出しました。

群馬の魅力も開拓中です。

 

活法研究会 講師候補

 

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