東京研修日記・光山編 このツボで何人の患者さんを救えるんだろう
養気院勤務の光山(みつやま)です。
※養気院はカポスのオーナーが院長を務める群馬の鍼灸院です。
17日に開催された、活法1日体験会<下半身編>に参加しました。
半年前に一度、下半身編は受けているので、今回は2度目の受講となります。
半年前に比べ、どれほど活法を理解できているか・・・楽しみです。
全国から集まってくるセミナー
今回も全国各地から熱い気持ちの方が集まりました。
東京開催ということもあって、関西方面から来る方は少ないと聞いていたのですが、最近は関西の方からも、足を伸ばしてくる方が増えているようです。関西出身の私としては、仲間ができてすごくうれしいです。
更に、鍼灸師だけでなく、柔道整復師・理学療法士の方も参加されていました。その場で変化がわかる技術は、すごく魅力的ですよね。どんどん広まっていく活法と整動鍼。その魅力をしっかり深めていきたいと思います!
何度も受けたくなる気持ち
同じセミナーを何度も受講される方がたくさんいらっしゃいます。ここに参加して「数を重ねるほど、また違ったおもしろさがある!」と、改めて感じました。
(間合いを変えて遊んでいる様子 左:坂口先生 右:光山)
実技練習では、初回の参加では気づかなかった細かい部分まで指導して頂けます。復習で受講している方、うまくできた所、できていない所、癖がついているところ、勘違いしている所など、様々なことをチェックしています。そうやって、技のキレを鋭くしていき、極めていくんだと思いました。
私の場合も、講師の方から「いい感じにできているよ。でも、もっとこうしたほうがいいよ」と言って頂けました。前回より成長が見られたと思います。
初めてのことをできるようになるのはもちろん楽しいです。ある程度できるようになって、技をかっこよく決めるのも、また違った楽しさです。
どんなセミナーでもそうですが、
「1回で治りますか?」
「誰にでも(この技を)使っていいんですか?」
「効果はどれぐらい持続しますか?」
のような質問はよく聞きます。こういった内容、私も気になります。
講師の先生方は、日頃から臨床にとても力を入れています。臨床の考察など、しっかりと現場の声で教えてもらえるので、実践ですぐ役立ちます。
カポスの腰痛治療を初体験
「群馬ー東京」間の慣れない長距離移動、引越し作業、活法の練習疲れが続き、腰に痛みが出て、体が反れなくなり、上向きで寝るのが辛くなっていました。
このままでは仕事に影響が・・・
ということで、今回のセミナーに一緒に参加されていたカポス勤務の浦井先生に治療して頂くことになりました。
栗原院長が、
「自分がやってもいいけど、せっかくなので浦井さんにやってもらおう。」
と提案。
急に振られた浦井先生、びっくりしてました。
問診から始まり、腰の状態を確認中・・・
ちなみに、寝ているのは机の上です。
背中のツボも入念にチェック。
そして、ハリ・・・
ツボの新しい効果
決め手となったのは手のツボでした。他の症状では定番のツボらしいのですが、後屈動作(体を反らす動作)の改善には使われていなかったみたいです。
Before
え!それだけ?と言われそうですが、この体勢で腰に嫌な痛みが・・・ ほんとにこれで限界でした。
After
膝が曲がるまで反らしても、まだまだ余裕があります。思わず「何で!?」と声に出しながら何度も体を動かしました。
自分の体で『新たなツボの効果の可能性』を目の当たりにして、本当に興奮しました。
臨床での気付きから、新しいツボの効果が発見され、検証を重ねて実用化していく。「このツボで何人の患者さんを救えるんだろう」と考えるだけでたまりません。鍼灸のおもしろさ、不思議さに、さらに引き込まれていきました。
はりきゅうルーム カポス姉妹院=養気院(鍼灸師)
群馬県にある養気院で、カポスと同じ鍼灸の技術を用いながら日々臨床に励んでいます。1つ1つ明確な変化を出すツボの可能性に魅了され、生まれ育った大阪を飛び出しました。
群馬の魅力も開拓中です。
・活法研究会 講師候補
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