美容師の肩こりは独特の姿勢に原因があった!
院長の秋澤です。
女性美容師の悩み
女性美容師のNさんが来院された時のことです。
初めての鍼ということで、緊張が顔に出ていました。
Nさんの悩みは肩こり。
2週間前から肩コリが辛くなり、寝る時も痛みで眠れないそうです。
聞いて、触れて、しっかり確認
カポスでは、施術に入る前に、使う道具(鍼)の説明や簡単な施術の説明をしています。
緊張して体が硬くなってしまっている方の不安を和らげたいと思っているからです。
Nさんにも一通り説明すると、少しホッとしたようで、口数も笑顔も増えてきました。
改めて、辛いところを尋ねると「首と肩全体が痛いです…。」と一言。どこが辛いというよりは、全体が辛く、右の方がより辛いとわかりました。
それから触診です。
触診では、必要以上に強く触らないようにしています。グリグリしてしまうと、ツボが固くなって本当の状態が見れなくなってしまうからです。
触診すると、首と肩1ヶ所ずつ硬いところがありました。押してみると、「あ、そこ痛い所です!」と、硬い場所と痛む場所がピタリと一致しました。
背中のツボで頚がほぐれる不思議
肩の緊張を解くために腰のツボの鍼をしました。
すると、Nさんは、
「あ、柔らかくなってる…。」と、鍼の効果を実感されたようです。
次に、頚を緩めるために背中に鍼をしました。
「頚、楽ですね〜。」と、少し驚いている様子。
さらに、背中に鍼をすると
「動きます!頚も肩も動きます!」
心も楽になってきたようで、どんどん笑顔が増えてきました。
3本の鍼でしたが、症状がかなり改善したので、これで施術を終了し様子をみてもらうことにしました。1週間後に来院されましたが、「痛みなく寝ることができました!」と感想を言ってくれました。
シャンプーの姿勢が原因だった
今回の肩コリの原因は背中にありました。Nさんに背中を捻るようなことをしなかったたかを聞くと
「あ、その姿勢。シャンプーです!」
とすぐに答えが返ってきました。確かにお客さんの横に立ち、体を中腰で体を捻っています。
美容師というと、ハサミを使う動きだけが原因と思われがちですが、シャンプーでの姿勢も関係あります。
美容師などの手先を使う仕事の方は、腕や肩だけでなく背中をストレッチすると肩コリが楽になるかもしれません。ぜひお試しください。
はりきゅうルーム カポス 院長(鍼灸師)
整体師(活法)歴は10年以上あるが、鍼灸師としても一流になるためにカポスに入社。二刀流(整体・鍼灸)に憧れている。臨床で人体のしくみを解き明かす日々に喜びを感じています。
日ハムと名古屋グランパスを応援している二児の父。
コメントを残す