左手の母指を動かすと「ガックン」となり痛い
症状
左手の母指を撓屈(親指側に曲げる動き)をするとバネ指のように「ガックン」となり、痛みを伴う。 また、寝た状態から起き上がろうとして手に体重をかけると痛みが出る。 きっかけとして、子供(生後6ヶ月)を長時間だっこしていたこと、ここ1週間パソコンの仕事量が増えていたことが考えられる。
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来院者
男性
30 代
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期間
2015年1月 -
頻度
週1回程度 -
通院回数
3回
施術と経過
脊柱の動きを確認すると、頚椎7番(C7)の可動性が低下していた。 背中と手に鍼をしたところ、手をついて体重をかけた時の痛みがなくなった。 また、母指を動かしても腱の引っかかる音が小さくなり、痛みも半分程度になった。 最後に肩甲骨外縁に鍼をすると、引っかかる音はさらに小さくなり、痛みも2割程度に軽減したため初回の施術を終了。 2回目以降も同様の施術を行い、3回目で引っかかる音と痛みが気にならなくなったため、終了した。
使用したツボ
まとめ
頚椎7番(C7)と母指の動きには密接な関係がある。 ただ、母指の動きは複雑なので「どの動きで痛みが出るか」を分析し、影響を与えているポイントを見極めることが重要である。