群馬研修日記・浦井編(19)「カルテの書き方が究極的にシンプルでも分かる理由」
休憩しています。浦井です。
”カポスの院長も知りたがる?!栗原オーナー25の秘密”続きです。
おさらい↓
- 患者さんの訴えが少しづつ増えていくケースがある(なぜか?!)
- カルテの書き方が究極的にシンプル。
- 治療時間をオーバーすることがない。早く終わることはある。
患者さんの訴えが、なぜか増える理由
養気院で治療見学に入った際、最初に「不思議だな〜」と感じたのが、患者さんの訴えが少しずつ増えることです。訴えの症状は確実に軽減しているはずなのに、なぜ?
それは、患者さんの中にもともと隠し持っていた症状があったからです。
人に話すまでもないけれど、気になっていたことってありますよね。話しても分かってもらえないだろうな〜と、思っていたこと等々。でも、分かってもらえると思ったらどんどん話しちゃいます。
栗原オーナーが原因をズバリ指摘して、その原因を取り除いてしまうと、患者さんは、“もっと自分のことを分かってもらいたい”という気持ちがむくむく湧いてくるようです。患者さんに限らず、誰でも”原因不明でモヤモヤしていることをスッキリさせたい欲”があると思います。
「患者さんの訴えが増えても、戸っ散らからすことなく対処できるのはなぜだろう?」と思っていました。そのヒントは究極的にシンプルなカルテに有り。
お見せすることはできませんが、患者さんの経過&使用したツボ名が基本編成です。
ツボをカルテに記す意味
カポスが使う古武術鍼法は、ツボの持つ意味が共通言語として認識されています。ツボ名を書く=”身体にどんな変化が起きたのか?”を意味します。共通言語を理解する者は、後から読み返した際、状況が分かります。
分かるから再現と検証を繰り返し、精度を高め、治療に反映できるのです。施術時間を短くできる理由も、こんなところにつながっていました。
カルテの書き方も、ツボの捉え方も”中心を捉える”ことが目的です。本当に重要な情報は何なのか?これが分かっている人だけが、究極的にシンプルになれるのだと思います。
言葉では簡単ですが・・・会得するのはとっても難しく感じる私です。
隠れた原因を探す
ところで、この盛り土、何だか分かりますか?
私は分からず、かなりモヤモヤしていました。
正解:モグラの出口
ここには、モグラはいません。
治療も同じです。症状があるところに原因があるとは限りません。
これって、深イイ~話。
明日も研修は続きます〜!
はりきゅうルームカポス(鍼灸師・柔道整復師)
地に足のついた成果を出せる鍼灸師でありたいと思っています。
何となくいい感じかも?というフワッとした鍼をするのでなく…。
その人のポテンシャルを最大限引き出す力が鍼にはあります。
お力になれたら嬉しいです。
好きな言葉は「真剣勝負」
格闘技・筋トレ・猫が大好きです!
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