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群馬研修日記・浦井編(19)「カルテの書き方が究極的にシンプルでも分かる理由」

" スタッフ研修 "

2015年6月22日

休憩しています。浦井です。

 

自動販売機の前で伸びをする浦井

”カポスの院長も知りたがる?!栗原オーナー25の秘密”続きです。

おさらい↓

  •    患者さんの訴えが少しづつ増えていくケースがある(なぜか?!)
  •  カルテの書き方が究極的にシンプル。
  •  治療時間をオーバーすることがない。早く終わることはある。

患者さんの訴えが、なぜか増える理由

養気院で治療見学に入った際、最初に「不思議だな〜」と感じたのが、患者さんの訴えが少しずつ増えることです。訴えの症状は確実に軽減しているはずなのに、なぜ?

 

それは、患者さんの中にもともと隠し持っていた症状があったからです。

 

人に話すまでもないけれど、気になっていたことってありますよね。話しても分かってもらえないだろうな〜と、思っていたこと等々。でも、分かってもらえると思ったらどんどん話しちゃいます。

 

栗原オーナーが原因をズバリ指摘して、その原因を取り除いてしまうと、患者さんは、“もっと自分のことを分かってもらいたい”という気持ちがむくむく湧いてくるようです。患者さんに限らず、誰でも”原因不明でモヤモヤしていることをスッキリさせたい欲”があると思います。

「患者さんの訴えが増えても、戸っ散らからすことなく対処できるのはなぜだろう?」と思っていました。そのヒントは究極的にシンプルなカルテに有り。

 

お見せすることはできませんが、患者さんの経過&使用したツボ名が基本編成です。

 

ツボをカルテに記す意味

カポスが使う古武術鍼法は、ツボの持つ意味が共通言語として認識されています。ツボ名を書く=”身体にどんな変化が起きたのか?”を意味します。共通言語を理解する者は、後から読み返した際、状況が分かります。

 

分かるから再現と検証を繰り返し、精度を高め、治療に反映できるのです。施術時間を短くできる理由も、こんなところにつながっていました。

カルテの書き方も、ツボの捉え方も”中心を捉える”ことが目的です。本当に重要な情報は何なのか?これが分かっている人だけが、究極的にシンプルになれるのだと思います。

 

言葉では簡単ですが・・・会得するのはとっても難しく感じる私です。

 

隠れた原因を探す

ところで、この盛り土、何だか分かりますか?

私は分からず、かなりモヤモヤしていました。

 

 もぐら2

 

正解:モグラの出口

 

 

ここには、モグラはいません。

治療も同じです。症状があるところに原因があるとは限りません。

これって、深イイ~話。

 

明日も研修は続きます〜!

この記事を書いた人

はりきゅうルームカポス(鍼灸師・柔道整復師)

地に足のついた成果を出せる鍼灸師でありたいと思っています。
何となくいい感じかも?というフワッとした鍼をするのでなく…。

その人のポテンシャルを最大限引き出す力が鍼にはあります。
お力になれたら嬉しいです。

好きな言葉は「真剣勝負」
格闘技・筋トレ・猫が大好きです!

 

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