親指を曲げ伸ばしする際に第一関節が「カクッ」となり痛い
症状
1年前に第一子を出産。その2ヶ月後、左手親指を曲げ伸ばしする際に第一関節が「カクッ」となり、痛みを伴うようになった。 朝が一番ひどく、時間が経つと少しだけ緩和する。整形外科では「弾発指(バネ指)」と診断された。塗り薬を出されたが、1ヶ月経っても症状が改善しない。 日常生活や仕事(ヴァイオリン演奏と指導)に支障をきたすため来院。
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来院者
女性
40 代
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期間
2015年8月 ~ 2015年9月 -
頻度
週1回程度 -
通院回数
4回
施術と経過
症状を詳しく確認すると、左母指の第一関節を曲げた状態から伸ばそうとする際に引っかかり痛みを感じていた。 身体に触れると、首と肩、そして肩甲骨まで硬くこわばっていた。 背中と肩甲骨のツボに鍼をすると、その場で痛みが半分以下になった。 その後3回の施術を行うと、指の曲げ伸ばしがスムーズになり、朝の痛みも気にならない程度まで回復した。
使用したツボ
まとめ
背骨(脊柱)や肩甲骨の動きが悪くなると、指の動きにも影響する。その結果、指の曲げ伸ばしに不具合が生じてしまう。 初めての出産や育児で、精神的、肉体的に疲労していたことが引き金になったのであろう。 また乳児を抱く機会が多かったことも、指への過度な負荷になっていたと考えられる。