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群馬研修日記・光山編 症状が多すぎてツボが増えそうな時は原因の交点を探す!

" スタッフ研修, 光山英史 "

2016年9月21日

養気院勤務の光山です。

※養気院はカポスのオーナー・栗原が院長を務める群馬の鍼灸院です。

 

光山英史

 

カポスでは休診日を利用して、養気院との合同研修を行っています。

 

この研修で行われる臨床討論では、普段はカポスからの発表が主ですが、最近は養気院の症例も発表することになり、臨床レポートの作成を言い渡されました。カポスのメンバーは栗原の治療を見る機会が少ないので、私の責任は重大です!

 

症状が増えるほどツボ数が少ない、という謎

カルテにはその日の状態、気になる箇所、使用したツボが記載されています。レポート作成のため、臨床をカルテを振り返ると、あることに気付きました。

 

症状が色々書かれている割りに使用したツボが少ない・・・。

 

カルテを記入する栗原

 

むしろ、患者さんの訴える症状が多い方が、ツボが少ない傾向にあります。

 

患者さんの訴えを無視???

 

養気院で働くまでは、痛いといわれた所に直接鍼をすることが多かったです。「肩が痛い」と言われれば肩に鍼をする、「腰が痛い」と言われれば腰に鍼をする、という風に。だから、訴えが多いと鍼の本数が増えていきました。

 

増えれば増えるほど、患者さんの負担は増えます。しかも、どの鍼の効果が良かったのか、わからなくなります。次回の治療の際、どのツボを選択するか絞れず、振り出しに戻ります。効いたツボが分かれば、そこを重点的に使うことができるので、治療を重ねるたびに精度が上がります。

 

少ない鍼で効果を出す秘訣を栗原に質問してみると、

 

「コツは、症状の原因が交わっている所を見つける事だね~。」

 

訴える症状が多くても、その症状の1つ1つに別の原因があるわけではなく、共通の原因があるということです。だから、そこを見つけなさいという意味です。

 

一石二鳥を狙う鍼

腰の痛みの原因が足にある場合があります。その腰が肩の痛みの原因になっていたりします。また、それらの根本原因として内臓が関わっている場合もあります。

 

どこかに悪いところがあると症状が波及していき、患者さんの症状がどんどん増えていきます。

 

原因が交わる点を見つけられると、一度に複数の症状にアプローチできます。原因を取り除く根本的なアプローチなので、想像を超えて症状が改善していくことがあります。

 

出産後の体調不良のケース

たとえば、こんな症状を訴える患者さん(実例)です。

 

「出産してから頸と肩のコリがひどくて、背中や腰にも痛みが出て辛いです。あと、鼻炎があって鼻がつまるんです。」

 

自分が施術者の立場だったら、どこからアプローチしようかと迷います。出産後だし、子供を抱っこしないといけないからまずは腰かな…、でも、頸と肩もひどそうだし…などと、頭の中が大騒ぎになります。候補のツボがどんどん増えていきます。

 

しかし、栗原の頭の中は違ったようです。

 

原因が交わるところを探す

 

今回の症例で使用したツボは、足にある2つのツボ。

鍼をして待つこと5分、動作確認をしてもらうと

 

「あれ?何で!?」と驚いた表情。

 

腰を動かしても痛みはなく、肩・背中が軽く、鼻のつまりも通っているとのこと。

 

「内臓の調子も良くなるので、母乳の出も良くなりますよ~。」と、お伝えすると、

 

「え!そういえば母乳の出が悪いんで困ってたんです。」と、さらに驚いた様子。

 

私も一緒になって驚きました。

 

患者さんは、気になっている症状が繋がっているとは想像していません。患者さんの訴えと身体所見から繋げていくことができればツボは少なくて済みます。

 

一石二鳥、いや三鳥を狙っていけますね!

この記事を書いた人

はりきゅうルーム カポス姉妹院=養気院(鍼灸師)

群馬県にある養気院で、カポスと同じ鍼灸の技術を用いながら日々臨床に励んでいます。1つ1つ明確な変化を出すツボの可能性に魅了され、生まれ育った大阪を飛び出しました。

群馬の魅力も開拓中です。

 

活法研究会 講師候補

 

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