品川研修日記・坂口編 品川に近い京急蒲田にアパートを借りました。
坂口です。
大阪から東京のカポスにやってきて、3ヵ月が経とうとしています。
「一生関西から出ることはないやろな~大阪好きやし、東京恐いし」と思っていた私が東京23区に住み、働くことになるとは!
人生はわからないものだなぁ、としみじみ感じています。
苦労するには便利すぎる東京
大阪にいた頃は「東京の人は冷たい」という根拠のないウワサを本気で信じていました。「東京の人は冷たい=東京は暮らしにくい」「上京=苦労」という妄想を抱いており、東京暮らしに不安を感じていました。
オーナー栗原のいる群馬の養気院で1ヶ月半の研修を終えた後、大田区の蒲田にアパートを借りました。カポスのある品川へのアクセスはバツグンです。
ちなみに、ここは、オーナー栗原が鍼灸の学生時代に借りていたアパートの2ブロック隣です。後から知って偶然に驚いています。こういうのを縁というのでしょうか。
蒲田暮らしは、不安を一蹴してくれました。
お盆休み明け。帰り道にいつもの肉屋に立ち寄ると、ご主人が「「盆はゆっくり休めたか?」と気さくに声をかけてくれたのです!
ハートフルな一言にジーンときてしまいました。
「東京の人が冷たい」なんて誰が言ったんだ、おい?
当然、「東京が暮らしにくい」なんてことはありません。遅い時間でも買い物できますし、電車に乗ればすぐ近くに遊べるところがあります。「東京は、苦労するには便利すぎる」と、つくづく感じています。
京急蒲田駅の矛盾したアナウンス
京急蒲田駅は、通勤で使う最寄駅です。
「京急蒲田駅でしか聞けないアナウンスがある」という情報を耳にしたので、さっそく行ってみることにしました。
調べた情報によると、特殊なアナウンスが聞けるのは3階の3番ホーム。
「デカい駅だな」と思っていましたが、3階まであるとは…。
めちゃくちゃ長いエスカレーターに乗って3階へ。
▲右の赤い手すりが3階に続くエスカレーター。長すぎて降り口が見えない。
3番ホームに着き、今か今かと待っていると、
「当駅どまりの列車が通過します」
というアナウンスが!
「当駅どまり」なのに「通過」する???
止まってへんやないか。
本当に目の前を普通電車が通過していきました。
矛盾、ここに極まれり。
「この謎を解明せねば!」と思い、「京急蒲田 当駅どまり 通過 理由」と検索してみると…すぐに解けました!
京急蒲田駅の特殊な構造が理由でした。
京急蒲田駅は宇宙戦艦?
▲まさに要塞。かの有名な宇宙戦艦に似てなくもない。
京急蒲田駅は3階建ての巨大な駅です。何度も改築を重ね、巷では「蒲田要塞・最終形態」と呼ばれているとか。
2番線は3番線の奥(横浜方面寄り)にあり、3番線を通過しないと2番線に入れないという特殊な構造になっています。そのため京急蒲田止まりの電車が接近すると、
「まもなく3番線を当駅止まりの列車が通過します。危険ですから黄色い線の内側にお下がりください」
と耳を疑うアナウンスが聞こえて来ます。そして本当に「当駅止まりの普通電車」が3番線を通過するのです。
▲ホームの長さは389m。電車18両分。山手線の11両を軽く越える。
巨大すぎる構造により、全力で走らなければ乗り換えが成立しないという現象が生まれ、「蒲田ダッシュ」と言われているそうです。サラリーマン・OLのみなさま、お疲れ様です。
はりきゅうルーム カポス(鍼灸師)
本物の鍼を追究するために大阪からやってきました。
患者さんに「鍼って本当に効くんですね」と言ってもらえた時に、鍼灸師としてのやりがいを感じます。
好きな言葉は「勝ちに不思議の勝ちあり 負けに不思議の負けなし」 趣味はサウナ。
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