群馬研修日記・光山編 「カポスの実験場に配属された私。もしかして私は実験台!?」
養気院勤務の光山です。
※養気院はカポスのオーナー栗原が院長を務める群馬の鍼灸院です。
東京で開催される活法研究会(会社主催の勉強会)に参加すると、受講者の皆さんからよく質問を受けます。その中でもよく聞かれるのは、
「養気院の中はどうなってるの?」
リサーチしていきたいと思います!
養気院は、特殊な工法で作られています。壁はブロックです。間取りも特殊です。ここは何かの実験場のようです。
それもそのはず、栗原院長(カポスオーナー)は、ここでいろいろ試して良かったものをカポスに投入しているようです。
この中庭、誰が考えたの?
養気院に初めて足を踏み入れると、
「何あの木!?でかっ!」
エントランスの扉を開けて飛び込んでくる、中庭の木に驚きました。
何で部屋の中に木が・・・
しかも日の光が差してる。
この中庭には天井がなく、自然光が広い室内に注ぎ込んでくるので、昼間は電気を点けなくてもすごく明るいです。しかも、その光は木の葉も照らしています。室内にいながら太陽光を浴びられます。
ここを建てる時に、栗原院長が「院内に緑がほしい」と建築屋さんに要望を出したところ、こうなったそうです。さすがに、マンションに部屋を借りているカポスでは不可能ですね・・・
昼休みは私のカフェに
待合スペースは、まるでカフェ。
パブリックスペース(公共の空間)のように利用できます。
患者さんが座った際に、人の目が気にならないよう、椅子の置き位置にもこだわりがあります。
本を読んだり、パソコンをしたり、お喋りをしたり、使う用途は様々です。
リラックスできるので、私も昼休憩のときに利用させて頂いてます。
ここで、コーヒーを飲みながら本を読むのが、マイブーム。
開院当初は、本当にカフェとして使っていたという噂も・・・
本に囲まれた問診室
「この本棚の本、全てを読もうと思ったらどれだけ時間が必要なんだろ・・・」
ここにあるのは、ほんの一部です。
バックルームにも、たくさんあって、書斎のような感じになっています。そこはスタッフしか入れません。
読んだ本の数だけ、問診の技術に繋がっていくんだと、感じました。
机にも注目です。
人が他人に心を許せる距離かつ、相手に威圧感を与えない角度に計算されています。座るとちょうど腕一本分の距離かつ、斜め45度の配置になります。カポスにそのまんま投入されています(浦井先生の記事≫心がほぐれる、まほうの机☆)。
患者さんの目線で設計された照明
施術室に入って不思議に感じました。
「何で照明が壁の方に向いているんだろう?」
答えは、患者さんの目線になってベットに寝転んでわかりました。
「あ、そういうことか!」
この方向だと仰向けで寝ていても眩しくないんです。
「暗くなりすぎないかな?」
とも思ったのですが、白の壁に光が反射して室内を照らすので、程よい明るさになっています。これもカポスの投入されています。(坂口先生の記事≫“頭痛”や“めまい”に優しい照明設計)
室温にもこだわりが。
エアコンの冷気が直接、患者さんに当たらず、部屋全体適温になるよう、工夫されています。
全て患者さんを意識して造られています。
アトリエを準備中!
パブリックスペースの奥には、新しく部屋を造っている最中です。
エアコンも入り、壁も塗り換え、完成までもう少し。
新しくできる部屋は「アトリエ」と呼ぶことになりました(つい最近)。
ここで、どんな仕事が待っているいるのか、どんな芸術作品が生まれるのか。
完成が待ち遠しいです。
建築家ガウディを意識してる?
スペインが生んだ不世出の天才建築家ガウディ。巨匠が設計したサグラダ・ファミリアは未完成。
養気院ができて13年。養気院も未完成なんです。ガウディに憧れてのことかと思いきや、開業当初は完成させるための資金がなかったそうです。仕方なく、意図的に未完成にしたそうです。
今回のアトリエ計画もそうですが、手付かずとなっているところが、まだあります。楽しみです! 今後、カポスで何をしようとしているのか、ここにいたらわかるような気がします。
はりきゅうルーム カポス姉妹院=養気院(鍼灸師)
群馬県にある養気院で、カポスと同じ鍼灸の技術を用いながら日々臨床に励んでいます。1つ1つ明確な変化を出すツボの可能性に魅了され、生まれ育った大阪を飛び出しました。
群馬の魅力も開拓中です。
・活法研究会 講師候補
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