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鍼灸師の合宿は何をするの?

" 石井佑, スタッフ研修 "

2025年10月14日

こんにちは。

はりきゅうルームカポスの石井です!

10月5日と6日の2日間、院長が代表を務める整動協会の合宿に参加してきました。

鍼灸師の合宿はどんなことをするのか想像がつかない方も多いと思いますので、そのベールを明らかにしていきます。

なお、目的により内容は変わるのですが今回は「触診刺鍼強化合宿」というタイトルでした。

どんなことを行ったのか一緒に見ていきましょう。

いざ会場へ

来る10月5日

埼玉の中浦和駅に降り立ちました。

目的はそこから徒歩10分ほどにある別所ヘリテイジという建物に向かうためです。

 

 

この日は快晴で天も合宿開催を祝福しているようでした。

 

ここで約2日間、計23人のメンバーでひたすら技術の向上を行います。

このメンバーの中には鍼灸学生から臨床歴数十年のベテランの先生も参加しています。

いつもは講師としてアドバイスをしている立場ですが、今回は受講生と混じりながら一緒に練習を行いました。

 

和室の会場

会場は和室であり、どこか懐かしい雰囲気を感じます。

そのおかげか皆さんリラックスしている表情であり、時間になるまで和気あいあいと過ごしています。

そして、時間になり代表の挨拶、続いて参加者の自己紹介が行われます。

当協会が企画するセミナーでは恒例ですが、この時に最近あった「いいね」を話します。

これが意外に好評で、会話のきっかけ作りにもなります。

ちなみに私の「いいね」はサッカーの観戦チケットが当たったことを話しました。

 

 

自己紹介が終わり、早速実技に入ります。

今回の合宿では座学はなくひたすら実技です。

一日目は昼・夜

二日目は朝・昼

と計4部構成です。

一日目

早速実技に入りました。しかしまだ鍼は持ちません。

「段取り八分、仕事二分」という格言があります。

これは仕事の成功は事前準備が8割で残りの2割が実行であるという考えを指しています。

鍼灸施術における当協会の考えで置き換えると事前準備が触診、刺鍼が実行です。

いうなれば「触診八分、刺鍼二分」です。刺鍼よりも触診に重きをおいています。

そのため一日目は触診の技術向上を重点的に行いました。

触診とは施術者が患者さんの体の状態を把握するためだけのものと考えられがちですが、患者さんも触診によってこの施術者に任せることができるかを判断しています。

文字に起こすと、「そんなの当たり前では?」と思う方も多いと思いますが、いかに強く押せるかを重視して患者さん側を配慮しない触診も多く見られます。

一方通行の触診と双方向を意識している触診では天と地の差です。

患者さんが安心して任せられる触診とはなにか、これを深掘りしながら一部の練習を行いました。

皆さん、真剣な表情で会場に熱気がこもります。

私も真剣な眼差しをしています。

 

頃合いになり夕食の時間です。

夕食が思いの外豪華でメインとなる刺し身や肉料理など品数多く、美味しいご飯そろいました。(写真を取り忘れてしまいちょっと後悔…)

これはお酒が飲みたくなるなと内心では思いながら、まだ実技が残っているのでグッと我慢。

食事後に二部の練習がはじまりました。

一部と同様触診を深掘りしながら、お互いに練習していきます。

 

懇親会

21時前に二部の練習も終わりました。

ここでひとまず解散ですが、自由参加の懇親会が行われました。

ここではお酒は解禁です。

自由参加のため明日に備えて部屋で休む方もいましたが、8割近い方が参加し各々談笑を行います。

鍼灸や当協会の未来について熱く語ることもあれば、恋愛や人生相談など話題は様々です。

話も盛り上がり気づけば12時、さすがに明日の備えてここで解散です。

ただし、聞くところによると今回2〜3人部屋で、部屋に戻っても話が続いていたとか。

私も姉妹院の養気院で活躍している小堀と同室で1時ころまで話していた記憶があります。(最後らへんは睡魔に負け、記憶があいまいです。)

二日目

この日は朝食から始まります。

夜遅くまで皆さん起きていたのにも関わらず、寝坊する人は一人もいない。皆さん優秀です。

なおご飯のおかわりが自由であり、3杯も食べる猛者もいました。

よく朝からそんなに食べれるなと朝が弱い私は心の中でつぶやいていました。

 

ご飯も食べ早速実技に移ります。

ここでようやく鍼?!と思いきや、まだまだ鍼は行いません。

三部は鍼を行うためのツボの取り方(厳密に言うとツボと思われる反応の取り方)を一日目に学んだことを応用しながら行いました。

朝ごはんをたらふく食べたのでお腹は空きませんが、気づけば12時。

昼食にうつります。

 

そして、最後の部、四部。

ここでようやく鍼を行います。

冒頭で双方向を意識した触診と言いましたが、それができるようになると不思議とツボの取り方の精度も格段にあがります。

普段のセミナーよりツボの取り方うまくなっており、約1日でこんなに変わるんだと驚きました。

 

終わりの時間

物事は何にでも終りがあるように、楽しくも学び多い合宿も終わりの時間となりました。

今回の合宿の内容は当院の研修内容を整理したものになります。

そのため私自身は何百回と聞いた内容でしたが、自分の成長レベルで捉え方変わるものだと思いました。

以前言われて頭に「?」が浮かんでいたものが今では噛み砕いて納得できることや、なんのためにその練習や意識を行うか、その先まで考える余裕ができたと思います。

また時間が経って抜けていたこともあり、自分自身を見つめ直す貴重な機会となりました。

参加してくださった皆様もこの合宿をきっかけに何か掴んでくれたらと思います。

 

院長をはじめ合宿に参加したみなさま、お疲れ様でした!!

この記事を書いた人

鍼灸だけで体の問題が全て解決できるわけではありません。ですが、鍼灸だからこそできることがあります。

また、鍼灸の可能性は無限大に広がっています。栗原院長はその可能性を広げ続けており、私も一端を担いたいと思っております。可能性を広げることでより多くの人の手助けができます。

いくら思いが強くとも技術がなければ、無力な存在です。
多くの人に必要とされるためにも日々研鑽を積んでおります。
培った技術を用いて、皆様のお役に立ちたいと思います。

カテゴリー: 石井佑, スタッフ研修.
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