間合いの取り方と言葉のかけ方で施術が良くなる
佐藤廉です。
群馬の養気院で研修中です。
栗原代表の臨床見学に入らせてもらうことが増えてきました。
患者さんの症状もさまざまで、参考になることばかりです。
流れが良いと患者さんがリラックスする
栗原代表の施術を見ていて思います。
動きに無駄がなく、触診や鍼をする立ち位置、間合いも絶妙だなということ。
患者さんはリラックスして施術を受けています。
患者さんの身体の状態を読み取る時に力が入ってしまうと、患者さんを緊張させてしまいますし、ツボを探すこともできません。栗原代表は自然によどみなく施術を進めているように見えます。
たとえば、問診が終わり、1本目の鍼を打つまでの流れに迷いがありません。
問診で原因を絞り込み触診で原因を特定してツボを選びます。手を止めずに患者さんに説明しています。
鍼をするまで、急ぐでもなく、安定しています。
その秘訣は一体なんなのでしょう?
活法(かっぽう)が鍼に活かされている
養気院・カポスで行っている整動鍼は、「活法」に魅了された栗原代表が、その理論や技術を鍼でも応用することが出来るのではと考え、生まれた鍼の方法です。
活法とは、殺法(古武術)の裏技として継承されてきた医術のことです。
そのルーツは戦国時代にさかのぼり、戦場で負傷した兵をいち早く戦に復帰させるため、また日常の激しい稽古で負った怪我をいち早く治すために、活法が生まれたと言われています。
施術が長すぎると生死に関わるため、短時間で効果を出すことが求められます。
無駄のない施術のためには、術者の動きやすさだけでなく、受け手(患者さん)も動きやすい間合いの取り方や、緊張感を生まない声かけの仕方等が重要になってきます。
私が過去に活法のセミナーを受けた時のことを思い出しました。
・手だけ動かすのはダメ
・術者が緊張すると、受け手(患者さん)も緊張する
・間合いの取り方や言葉のかけ方が大事
と、言われていたのです。
「なるほど。こういうことか!」
活法を身に付けていることが栗原代表の動きの自然さに繋がっている。
自分もどうやってその感覚を磨いていくか。
ここが重要なところだなと思います。
11(日)、12(月)は活法のセミナーが控えています。
参加予定です。
久しぶりにじっくりと活法に取り組めるので、楽しみです。
はりきゅうルームカポス(鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)
整動鍼の理論と技術に魅せられ、この道を究めたいと入社を決意しました。
不調を抱える方の力となれるよう励んでいきます。
趣味は、食べ歩き(お酒付き)
好きな言葉は、「人間万事塞翁が馬」
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