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2)外科医は見た!

第2回 成り立ちが異なる2つの医学

初めての鍼治療体験 ≪ 第1回

 

外科医と鍼灸師実際の鍼灸体験をしてからすでに1カ月近くたちました。相変わらず腰痛や頚部痛はなく、調子よく過ごさせていただいております。

 

さて、今回のテーマは「整形外科との違い」です。整形外科というと、主に打撲や骨折、四肢のしびれや外傷(いわゆる怪我ですね)を扱っております。

 

一口に整形外科といっても、総合病院の整形外科と開業医の整形外科とは少し仕事内容が違います。

 

総合病院の整形外科の場合は主に手術を担当しています。例えば椎間板ヘルニアに対しての手術、ギプスだけでは治らない変位の強い骨折の手術、人工骨頭、命にかかわるものでは脊髄の手術などなど。

 

一方、開業医の先生は主に腰痛、頚部痛、ねんざやひざ痛など、X線ではあまりよくわからない症状に対して治療を行うことが多いですね。もし、画像上重大な所見が認められた場合は、総合病院に紹介するシステムとなっています。

 

もうひとつ、画像上はっきりとわからない「痛み」の治療を行うのが「ペインクリニック」です。こちらは主に「麻酔科」を専門にしている医師が担当しています。

 

鍼灸治療といわゆる西洋医学との違いは、なんといっても画像診断です。我々は患者さんの症状や病態を、レントゲンやCT、MRI、採血などを駆使して何とか可視化(目に見える形で理由づけ)しようと努力します。

 

患者さんは感じている「痛み」の原因を何とかして知りたくて病院に来てくれます。でも、実はすべての症状の中でその原因が正確に診断できるのはわずが20%といわれているんです。

 

たった20%です!他の80%は実はよくわかりません。例えば僕の専門とする消化器外科では、50%以上の患者さんの主訴(症状の訴え)が「腹痛」です。でも、腹痛の原因なんて様々で、それこそ20%くらいしか画像上証明できるものはないかもしれません。

 

ただ、その20%がいわゆる「やばい」病気であって、ほかの腹痛はだいたい自然に治ってしまいます。僕たちの「診断」の一番の目的は、すべての症状の診断をすることではなく、「治療を行わなければ著しく体調をくずす病気のみを抽出する」ことなんです。

 

こういうと患者さんにとってはかなり違和感の感じる考えととらえられるかもしれません。そのギャップが「話を聞いてくれないお医者さん」や「感じの悪いお医者さん」という存在を生み出しているのでしょう。

 

そういった中で、あまり症状が改善しない患者さんや、担当した医者に不信感をもたれた患者さんが「鍼灸院」などの治療家の先生のもとに救いを求めていかれます。

 

東洋医学と西洋医学の一番の違いは、学問の成り立ちのちがいと言えます。東洋医学は「こうしたら治った」、「こうしたらよくなった」という経験から体系を作った「治療学」。

 

西洋医学は「ここに異常値がある」、「ここに異常所見がある」といった正常と異常の差異から治療を導きだす「診断学」です。

 

画像上何も異常はなくて、しかも症状が改善しない場合はまさに「東洋医学」のストロングポイントと考えます。ここには「どちらがいいか」といった区別ではなく、病態に応じた「すみ分け」が必要なのでしょう。

 

第3回は「資格と技術」について、外科との違いにふれてみようと思います。

 

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