NEWコロナワクチン接種後から続く背中全体の痛みと灼熱感で眠れない
症状
50代女性が背中全体の痛みと灼熱感を主訴に来院した。症状は5年ほど前、3回目のコロナワクチン接種後から出現し、背中全体に常時痛みがあり、灼熱感を伴っていた。痛みが酷く、まともに眠ることができない状態であった。日常生活や仕事にも大きな支障をきたし、仕事もセーブせざるを得ない状況であった。また、背中の痛みに関連して腕や手の痛み、めまいといった症状も訴えていた。医療機関を受診したが異常なしと診断され、ハイドロリリース治療を受けたものの、かえって痛みが広がり症状が悪化した。初診時の触診では背中全体に過緊張が認められた。
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来院者
女性
50 代
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期間
2025年6月 ~ 2025年7月 -
頻度
週2~3回 -
通院回数
7回
施術と経過
背中全体と範囲が広かったため、症例者に最も気になるポイントを確認しながら、そこに関連が深いツボの反応を確認して施術を行った。初回施術直後は軽くなったとの報告があり、灼熱感も減少した。2回目以降も症例者と確認を取りながら、現時点で最も気になる部位やこりに対して、局所に鍼することなく関連部位からアプローチを行った。初回後はこりの軽減と灼熱感の減少が見られたが、就寝時の痛みは変わらなかった。3回目時点で夜間に目覚めるものの以前よりは眠れるようになり、気になる部位も変動し始めた。5回目時点でさらに改善が進み、就寝時の痛みが筋肉痛のような軽いものに変化した。7回目時点で症状はかなり軽減され、施術期間中に症状の再燃や新たな症状の出現は認められなかった。
使用したツボ
まとめ
コロナワクチン接種後から続く背中全体の痛みと灼熱感に対して、症例者が最も気になる部位を確認しながら、関連部位のツボから施術を行った。局所への直接的なアプローチを避け、関連部位から働きかける方法を継続したことで、段階的な改善が得られた。初回から灼熱感の減少が見られ、回数を重ねるごとに就寝時の痛みが軽減し、7回の施術で症状は大幅に改善した。医療機関での治療で改善が見られなかった症例に対して、症例者の訴えを丁寧に聞き取りながら施術部位を選定し、関連部位からアプローチする方法が有効であった。





