NEW頸部前屈時に起こるめまい
症状

1か月前から、仕事量の増加やストレスを感じたことをきっかけに、ぐるぐる回転するようなめまいが発生していた。特に頸部を前屈する動作の際にめまいが起こるため、日常生活では前屈動作に対する不安を訴えていた。併せて、背中のこりと耳鳴りも感じており、これらが症状に関連している可能性が考えられた。医療機関での診断や治療の経験はなく、鍼灸施術を初めて試みた。
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来院者
女性
40 代
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期間
2024年1月 ~ 2024年1月 -
頻度
1回通院 -
通院回数
1回
施術と経過
初診時の触診では、背部起立筋に強い緊張が見られたため、全身的な筋肉の緩和を目的に施術を行った。具体的には、背中の筋肉を間接的に緩めるため、足や手のツボに鍼を行った。施術後、頸部前屈時に感じていためまいは消失した。その後、症例者から再発の報告はなく、耳鳴りや背中のこりも軽減している様子であった。
使用したツボ
まとめ
この症例では、背部起立筋の緊張が頸部前屈時のめまいに影響を及ぼしていた可能性が高いと考えられる。足や手のツボに鍼を行うことで、間接的に背中の筋肉を緩め、めまいの消失につながった点が注目される。症状の根本原因である筋緊張とストレスへの対処が重要であり、今後は再発予防のための生活指導や適切なストレッチなどのセルフケアを提案するとともに、定期的なケアが推奨される。