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NEW前屈の可動域制限を伴う起床時の腰痛

症状

症例者は半年ほど前から起床時に腰部中央の痛みを感じるようになった。特に朝起き上がる際に痛みが強く、動くのに時間がかかることが主訴であった。痛みの性質は動作時に限定され、静止時には症状が軽減する。具体的には腰部中央に集中し、前屈などの動作で可動域制限がみられた。これまで医療機関での診断や治療は受けておらず、また、腰痛に関連するしびれや他の違和感も訴えていなかった。

  • 来院者

    女性

    40 代

  • 期間

    2024年1月 ~ 2024年1月
  • 頻度

    週1回程度
  • 通院回数

    2回

施術と経過

初診時の触診および動作確認により、腰部下部の筋肉の緊張と前屈での可動域制限が確認された。施術では足や手、臀部のツボに鍼を行い、腰部の緊張緩和と可動域の改善を図った。初回施術後には「少し軽くなった気がするが、良くなったかはわからない」との報告があった。二回目の施術では、痛みが脊柱に近い場所へ移動したため、その部位への追加のアプローチを実施。結果、三回目の問診時には「腰部の調子が良い」との報告があり、二回の施術で症状が大幅に改善した。その後、再燃や新たな症状の出現はなかった。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

まとめ

腰部中央の痛みは動作時に強く現れ、起床時の動作を大きく制限していた。足や手、臀部への鍼施術により筋肉の緊張が緩和され、痛みの軽減と可動域の改善が確認された。二回目の施術で痛みが脊柱側に移動したことから、施術対象を拡大し適切に対応した結果、早期に症状が改善した。動作時の痛みに対する施術では、痛みの移動や身体の変化を逐次観察し対応することが重要であると考えられる。今後は再発防止のため、生活指導やセルフケアの提案が有効である。

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