首こりを伴う耳の詰まりと響き感
症状
新型コロナウイルスの蔓延に伴い生活様式が一気に変わった。 そこから両耳のつまり感が生じており、会話や自分の息が耳に響くようになった。 耳鼻科で診察したところ聴力に異常はなかった。「耳管開放症」ではないかと告げらた。 漢方薬を処方され、整体や鍼を行うも特に変化なし。 上記の症状に加え、中学生の時から鼻の奥に痛みが生じており、首のこりは常に感じている。 ひどいときは首のこりを押さえながらではないと寝付くことができない。
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来院者
女性
30 代
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期間
2023年2月 ~ 2023年3月 -
頻度
週1回程度 -
通院回数
3回
施術と経過
1診目 症状は両側であったが、こりは右側に強く感じる。 また、いつも気になっているこりの部位が耳との関連性もあったため、そこを緩める目的で背中に鍼を行った。 すると瞬時に変化が現れ、首のこりが気にならなくなった。 効果を持続させるために足と手に鍼を行い、初回の施術は終了とした。 2診目 前回から約1週間後に来院。 右側に強く出ていたこりは消えたままで、押して寝ることもなくなった。 右の耳づまりは完全になくなっており、会話や自分の息が響くこともない。 左の耳づまりと鼻の奥の痛みは少し残っているためそこにアプローチ。 3診目 前回から2週間経ったが、耳と顔ともに大きな問題なく日々を過ごせている。
使用したツボ
まとめ
首こりと耳の症状の間に関連性があることが多い。 今回は自覚症状と耳の症状が噛み合っていたため、スムーズな症状改善を行うことができた。 このように発症から数年経っているケースでも、原因となる部位にアプローチをすることで改善を導くことができる可能性がある。
担当スタッフ
石井佑