挨拶や会話をする時の第一声が出づらい、声が震える
症状
6年前ぐらいから午前中に声が出づらいという症状が続いている。特に、朝の挨拶や何かを話す時の第1声が出ないことが気になっている。最近はのどがつまったり、声の震えがこれまでよりひどくなっていると感じる。緊張する場面でもしない場面でも症状の出方は同じで、平日休日でも症状の差はない。自分と似た症状の方が鍼で改善したと知り、当院に来院された。
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来院者
女性
40 代
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期間
2021年6月 ~ 2021年6月 -
頻度
週1回程度 -
通院回数
2回
施術と経過
首〜鎖骨にかけてと背中の緊張が顕著であり、それが喉周りの緊張と呼吸に影響し、声の出しづらさに繋がっていると考え、足のツボなどを使い、緊張が強い部分を緩めた。来院されたのが夕方で比較的声が安定している時間帯だったため、翌日からの様子を確認してもらうようお願いした。
2診目 翌日以降、朝の挨拶が言いやすく、震えもだいぶ減ったとのこと。長時間話すとつまり感は出てくるが、一番最初の状態を10とすると、今は2ぐらいになっている。初回と同様の方針で調整を行い、施術を終了とした。
使用したツボ
まとめ
声が出しづらいことは声帯などの問題の場合もあるが、体の緊張が関係していることもある。本人が気付いている、気付いていないに関わらず、体に力が入りすぎてしまうと、声が不安定になってしまう。特に首や背中の影響は大きく、その緊張が取れることで症状が改善することがある。