「モートン病」と診断された足裏の痛み
症状
数ヶ月前から歩いたり、しゃがんだりした時に左足裏に痛みを感じていた。第4趾の裏側を中心に、第3趾にも痛みが出る。歩いていると、足が締め付けられるような感覚になり、だんだん痛みが強くなってくる。立っている時間や歩いている時間が長くなると、第1-2趾間の痛みやしびれも出現。病院ではモートン病と診断された。なかなか痛みが取れないため、鍼治療を試したいと来院された。
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来院者
女性
40 代
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期間
2019年7月 ~ 2019年7月 -
頻度
週2~3回 -
通院回数
2回
施術と経過
痛む動作を確認してもらったところ、しゃがんだ時に足の指に力がかかると、第3、4趾付近に痛みが出る状態であった。足裏と関係の深いふくらはぎに強い緊張があったため、そこを緩めるツボに鍼をした。直後に同じ動きで確認してもらうと、違和感は若干残るものの、力がかかっても痛みが出ない状態になった。
2診目 第3、4趾付近の痛みは落ち着き、張り感のみ残っていた。しゃがんだ時には、第1-2趾間の痛みのほうが気になるとのことであったため、その部位と関係の深いふくらはぎのツボに鍼をした。すると、第1-2趾間の痛みが消失した。第3-4趾付近の張り感を緩和させるためのツボを使い、ほぼ気にならない状態になったため、施術を終了した。
使用したツボ
まとめ
足裏の指の付け根に出る痛みは、ふくらはぎの緊張との関連性が強い。ふくらはぎの緊張を緩めることで、長く続いた痛みが解消されることが多い。この症例もそうであった。