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常に耳鳴りがあり、補聴器なしではスムーズな会話が難しい

症状

5年前に友人と会話している時に「耳遠くなってない?」と指摘を受け耳鼻科へ行った。
左右ともに40~50dB(デシベル)で加齢による老人性難聴と診断され、治療法はないと医師から告げられる。
昨年フラフラするめまいがあり、耳鼻科を受診。メニエール病ではないと言われたが、聴力は40~50dBで5年前と変わらなかった。
姉妹院の「養気院」に通院している姉から評判を聞き、当院に訪れた。
初診時には補聴器が無いとスムーズな会話が難しく、耳鳴りもあった。
両方の耳からは「ジー」というセミの音、右耳からは「カンカン」という音がする。
補聴器をつけている時は耳鳴りは気にならないが、補聴器を外すと常時聞こえる。
3ヶ月前に咳が出始めて徐々に鼻づまりの症状も出現したため、耳鼻科を受診すると「副鼻腔炎」と診断された。

  • 来院者

    女性

    60 代

  • 期間

    2015年5月 ~ 2015年7月
  • 頻度

    週2~3回
  • 通院回数

    11回~15回

施術と経過

肩こりの自覚症状はなかったが、左右の頚や肩に難聴の人特有のコリが確認できた。
頚肩コリが耳への血流を妨げていると考えた。そのコリを取るために手足に鍼をした。
また、鼻づまりがあると耳の回復を妨げるため、並行して鼻の治療を行った。
左右を比較すると右側の肩のコリが強かったため、右を集中的に治療した。2回目の施術で鼻声が無くなり、鼻づまりが和らいだ。
12回目の施術後の聴力検査で、右耳の聴力が正常範囲まで回復していた。右耳は補聴器を外して生活できるようになった。
耳鳴りは音が小さくなり、1週間のうち半分は耳鳴りを感じずに過ごせるようになった。

データ

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

まとめ

病院で「老人性難聴」と診断され、なおかつ聴力低下から5年以上経過している状態は、多くの場合で改善の可能性が低い。
副鼻腔炎による鼻づまりを解消した事が、聴力回復に繋がったと考えられる。

担当スタッフ

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