頚~肩にかけてコリ感があり、肘を中心にしびれる
症状
3年前、突然右腕に痛みとしびれが出現。 整形外科に行き、最初の2院では痛み止めを処方され、最後の3院目では「胸郭出口症候群」と診断された。 筋肉を緩める薬と胃薬を処方され、飲み続けたところ2ヶ月で症状が消失した。 2ヶ月前、再び同様の症状が出現したが、直感的に薬では根本解決にならないと考え、病院には行かずに当院に来院。 頚から肩にかけてコリ感があり、肘を中心にしびれがある。しびれが強くなると痛みが加わる。 書き物をしている時に最も悪化しやすい。
-
来院者
男性
30 代
-
期間
2014年5月 -
頻度
1回通院 -
通院回数
1回
施術と経過
頚に触れると、頚椎3番付近に強い硬結があった。 ここを起点に肩こりが生じ、腕のしびれを引き起こしていると考えた。 さらに頚と仙骨との関係に着目し、仙骨のツボに鍼をすると、肩こりが消失。 同時に腕のしびれもほぼ消失した。 最後に胸椎にあるツボに鍼をして頚の動きを整え、施術を終了した。
使用したツボ
まとめ
仙骨のツボに行った鍼1本で、肩こりと腕のしびれのほとんどが消失したことから、仙骨が発端になって症状が出たと推測できる。 このように、症状のある所から離れた部位が影響を及ぼしている例は少なくない。