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肩を脱臼してから腕が重くしびれている

症状

4年前に左肩を脱臼した。それから1週間は正座をした時のようなしびれが腕全体にあった。その後、しびれは寛解したが、常に重さを感じるようなしびれが残った。じっとしているのが苦手で常に動かしていたい。また、脱臼後から肩関節の外転可動域に制限が発生し、腕を真っ直ぐに挙げることができず、垂直の手前20度くらいで止まってしまう。ただし、挙上時の痛みはほとんどない。

  • 来院者

    男性

    20 代

  • 期間

    2019年11月 ~ 2019年11月
  • 頻度

    週1回程度
  • 通院回数

    2回

施術と経過

肩関節周辺には問題がないように感じられた。代わりに鎖骨周辺に緊張が見られ、鎖骨が制限されているために肩関節の可動域制限が生じていると考えた。そこで、鎖骨の緊張を深く関わる前腕の緊張を解くことにした。すると、直後には可動域制限が完全に解除された。また、次第に腕が温かく感じるようになった。一週間後の二診目の際には腕のしびれは完全に取れており、可動域が1~2割程度悪くなっていた。そこで同様の施術を行ったところ、改善した可動域が維持できるようになった。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

まとめ

肩関節を脱臼したため肩関節に意識が向きやすいが、鎖骨周辺の緊張も肩の可動域に大きく影響する。この症例はそこに着目した結果、4年間悩んでいた症状をすみやかに改善させることができた。

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