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NEW薬を避けたい花粉症の鼻水・咳・目のかゆみ

症状

40代女性が花粉症の疑いによる鼻水と咳を主訴に来院した。症状は今の時期は常に続いており、鼻水が気になって仕事に集中できない状態であった。これまでに医療機関を受診し、薬を処方されていたが、睡眠の質が低下するためなるべく薬に頼りたくないという希望があった。初診時の触診では、背中や肩まわりにかなり強い緊張が認められた。

  • 来院者

    女性

    40 代

  • 期間

    2025年4月 ~ 2025年5月
  • 頻度

    週2~3回
  • 通院回数

    10回

施術と経過

手や足のツボに鍼をし、鼻症状と関係が深い背中や肩の緊張を緩める施術を行った。初回施術後、なんとなく鼻の調子が良い気がするとのことであったが、それ以上に眠気が強く現れた。2回目以降も鼻水、咳ともに変化があったため、方針を変えずに施術を継続した。施術を重ねるごとに本人も自覚するくらい肩周りが軽くなり、症状を感じなくなっていった。3回目まで調子が良かったが、その後目のかゆみも出現した。それに対してのアプローチを行うとすぐに目の痒みも落ち着いた。最初の5回で症状はほぼ落ち着いていたが、体の状態を安定させるため追加で5回、計10回の施術を行った。そのおかげか毎年秋も花粉症状が起こるが今年はなかったと報告を受けた。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

まとめ

春の花粉症の疑いによる鼻水と咳に対して、手や足のツボへの鍼施術により背中や肩の緊張を緩めるアプローチを行った。初回から鼻の調子に変化が見られ、施術を重ねるごとに肩周りの軽さとともに症状が改善していった。途中で出現した目のかゆみにも対応し、計10回の施術で症状はほぼ消失した。体の状態を安定させるための追加施術により、例年秋に起こる花粉症状も今年は出現しなかったという報告を得た。薬に頼らずに症状をコントロールしたいという症例者の希望に応えることができた症例である。

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