薬を多量に飲まないと抑えられない花粉症
症状
毎年花粉症がひどく、薬を多量に飲まないと抑えられない。薬が切れると、症状が強く出て生活に支障をきたすため、薬が手放せない。くしゃみ、鼻水、目のかゆみ、喉のムズムズ、どの症状も辛い。目が覚めてすぐや疲れを感じると、特にひどくなる。睡眠時間が不規則だったり、食生活の乱れ、ずっと座りっぱなしの生活も良くないと考えている。体の怠さも感じている。
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来院者
男性
30 代
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期間
2021年3月 ~ 2021年4月 -
頻度
週2~3回 -
通院回数
8回
施術と経過
後頭部のコリと頭部の熱感が顕著であった。コリを緩め、頭部の熱を下ろすために臀部と肩に鍼をした。 初診の後、眠気が強く出て、そのタイミングで寝たら、起きた時に体がスッキリしていたが、花粉症の症状は不変。 2診目以降も頭部に熱がこもっている状態が続いていたため、熱を下ろすための施術を継続して行った。 4診目から症状の軽減が感じられ、薬を飲む量も減っていった。「毎年同じようにつらい症状がある友人は、今年もつらそうだが、自分はそこまでつらくない」とのこと。 多少症状はあるものの、薬を飲まなくても平気な状態が続いたため、終了とした。
使用したツボ
まとめ
頭部に熱がこもり、それが目・鼻・喉の症状に繋がっていたと考えられる。首肩のコリを頭部の熱を下げることで症状の改善が見られた。また、内臓の調子を整える施術も行ったことで、良い状態を維持できる身体の状態が作れた。 当院ではシール鍼を使っての花粉症治療も行っているが、今回は重症と判断し、通常の鍼治療での施術を行った。