【老人性難聴】12回の治療が終わって３回目の聴力検査で驚く程の良い結果が出ました。
「ネー、耳遠くならない？」友達から突然こう言われたのが、今から５年程前。耳鼻科を受診すると「加令による難聴。治療法はありません。」でした。
その時点ではまだ自覚もなく、年令的にも50代半ば、まさか！？という思いでした。が、だんだん人の話しが聞きづらくなり、ご主人や娘のイライラを感じる様になりました。同時に生活音も聞こえにくくなり、私の運転する車のすぐ後ろを走る救急車のサイレンの音も、全く気づかなかった事がありました。これでは危ないと思い補聴器を買いました。
補聴器を使う事で会話もスムーズにいくのかと思いきや、音こそ大きくなりますが、聞きとりは思った程期待できませんでした。映画などはあんなに大きな音なのに、ガンガン音は入ってきますが、何を言っているか全くわかりません。補聴器をとってしまえば音は小さくなるのでわかるかなと思っても、やはり聞きとれませんでした。
こんな状態なので、人と会う事がとても不安です。なるべく、失礼とは思いますが、約束はしない様にしました。しかし、避けられないお付合いが一番困ります。話し声は聞こえるのに、内容が聞きとれないのです。
娘は耳が聞こえない事を話した方が良いと言いますが、全会話の中で２～３回聞きとれない程度でしたら「耳が遠くなってしまって・・・・」と笑いながら聞きなおすこともできますが、すべて聞きとれないので、逆に言ってしまったら気を使わせる結果になってしまいます。私は聞こえる振りをしているので、本来なら楽しいはずの席でも、非常に緊張してしまいます。
そんな時、姉から群馬にある養気院さんの話しを聞きました。早速ネットで調べカポスさんを知りました。同じ診療方針でしたので、これがカポスさんにお世話になるきっかけでした。
以前に「耳なり、難聴」に関する本を読み、その中の体験談では、健康食品で克服したとありましたので、私も飲んでみましたが、あまり成果はなかった様です。そしてその本を監修した薬学博士が、東洋医学を試してみるのも良いと書いてありましたが、私の周りには鍼灸の情報はありませんでした。どこの鍼灸院を訪ねてよいかわかりませんでしたので、姉の情報はありがたかったです。
カポスさんの最初の面談で「耳なりめまいは治りますが、難聴は５年も経過しているので厳しいです。５回治療した結果で判断しましょう」と言われ、５回治療したところで聴力検査を受けました。ほんのわずか数字が上がっていました。この程度なら諦めるしかないのかなと思いましたが、充分治療効果はでていますよ。との先生の言葉で、週２回治療を続けています。
治療に来た時は、励ましのお陰で勇気が出、頑張ろうという気持ちで帰りますが、次回の治療までに何の変化も感じない時は、気持ちが沈みます。あとどの位通ったら実感できる様になるのか、半年なら通えるかもしれないが、一年となると、体力的にも金銭的にも無理かなといろいろ考え、一喜一憂の日々です。12回の治療が終わって３回目の聴力検査で驚く程の良い結果がでました。右耳だけですが、これは右耳中心に治療をしていたので、当たり前の結果だそうです。
しかし、残念ながらまだ完ぺきに聞こえる訳ではありません。これは左右の差があるからですと、説明を受けました。その為左耳だけに補聴器をつけていれば以前よりずっと聞きとりが良くなっています。
例えば映画。以前は補聴器をつけていようが、いまいがまったく言葉が聞きとれなかったのに、今ははっきり聞きとれます。これだけでも大きな喜びです。あと左耳ですが、右耳で結果が出ているので、竹内先生に全幅の信頼をおき、不安なく治療に専念して行きたいと思っています。
