頭にハリを刺すことは、ほとんどありません。手足のツボ、背中のツボを中心にハリをします。
Q&A
症状やお体の状態に合わせてハリを使うため、その回によって本数は異なります。目安は3~7本です。一本一本効果を確かめながら治療を進めていきます。ハリは多すぎると効果が分散するだけでなく、お体への負担が大きくなります。カポスでは、お体への負担を最小限に、効果を最大限に、という考えでハリを用いています。
当院はハリ専門であるため、マッサージは行っておりません。マッサージのように直接患部を刺激するだけでは解決にならないコリ症状に対して、総合的にお体を観ながら根本原因を探しております。
カポスの肩こり治療は、根本から肩こりを治すことを目的としております。1本1本のハリに対して変化を確認しながら施術を進めます。施術中に肩が軽くなるのがわかります。この軽さは、数日間は続くでしょう。
1週間程度すると、再び重さを感じてくるのですが、最初と比べて軽度であったり、範囲が狭かったり、位置が変わっていたりします。再びコリを感じるのは、1回の施術では原因を完全に解決できないからです。2回目の治療は1週間以内が理想です。残っている原因にアプローチし、さらに良い状態に導きます。原因の全てが解決できると、しつこい肩こりと完全にお別れすることができます。
気にならない程度まで改善した後は、ストレッチや運動などのケアで十分です。もし、自分では解決できないコリが出て来てしまった時はすぐにご相談ください。ひどくなる前であれば1回の施術で良い状態に戻すことができると思います。
症状の兆しが出たらご予約ください。一般的な鍼灸治療では症状が出ていないうちに始めるのが一般的ですが、当施設では症状の時期に合わせて治療を開始します。症状が一番つらい時から始めても改善が見込めます。
併用は可能ですが、同じタイミングで使用を開始すると症状が軽くなった際にどちらに効果があったのかわかりません。施術内容を正しく評価し予防につなげていくことが困難です。したがって同タイミングでの抗ヒスタミン薬はご遠慮ください。もともとご利用されている方は、当院で施術を開始した際はそのまま飲み続けてください。症状の改善に応じて減らしてもかまいません。
これまでのデータ(姉妹店の養気院)では90%以上の方に改善が見られます。少なく見積もっても80%以上で改善が期待できると言えます。継続的に施術を受けて頂いた方(週2回の施術で5~10回)の中には完治例もあります。当院での臨床データもシーズンごとに開示していく予定です。
カポスの花粉症治療は、完治を目標に開発されたものです。治療は5回を1タームとして行います。1ターム(5回)でほとんどの方が症状の軽さを実感します。順調な場合は2ターム中に無症状に近い状態が現れます。完治させるのに最低必要なのは、無症状になってから1タームです。
花粉が飛散する環境で1タームほど無症状で過ごすことができれば、次のシーズンは極めてよい状態で迎えることができると考えてよいでしょう。翌シーズンに、症状が全く出ない方も、残念ながら出てしまう方もいらっしゃいます。仮に症状が出たとしても軽く済むことがほとんです。軽い段階で再治療すると、前シーズンより早いタイミングで無症状が訪れます。
完治の定義は難しいところですが、1シーズン3タームの治療で翌シーズンも無症状で過ごせている例は少なくありません。
早い方でしたら1回目の施術で違いに気がつきます。シール鍼は即効性もありますが、一般的な鍼よりはジワジワと効き目が出てきますので、1~2日後には症状が緩和されていることに気がつくと思います。
施術を開始してから最初のうちは、シール鍼を貼っている間だけ症状が軽減しますが、繰り返し貼っているうちにシール鍼なしでも症状が軽減します。5回を1ターム(期間)として治療し、早い方で1~2タームで終了。2~3ターム(5~15回の通院)の施術で花粉症とお別れすることを目標にします。
花粉症の人の体には共通した特徴があります。鍼灸学的に言うと、特定のツボに反応(コリ)が出現しています。この反応(コリ)を緩めて血行の良い状態にすると、花粉症の症状が消えていきます。本来は無害である花粉に反応する体は、過敏な状態と言えます。この過敏な状態とツボの反応が関連していているとお考え下さい。