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群馬研修日記・坂口編(21) 連動が分かると施術がキレる

" スタッフ研修, 坂口友亮 "

2016年6月20日

坂口です。研修24日目です。

坂口友亮

 

(20)「ツボを探すコツ」のつづき

 

群馬研修も残りわずかとなりました。

 

今日のテーマは「連動」です。

 

実は、そもそもカポスの求人に応募したのは「自分の興味とカポスの得意分野が一致しているのではないか」と思ったからでした。私が興味を持っていたのは「連動」です。そのスペシャリストがオーナーです。

 

ここにやってくる前に私が「連動」という言葉から連想していたもの、そして、実際の施術を見てそのイメージがどう変わったのか、書いていきます。

 

連動のイメージ

ピッチャーなのに何故かヘルメットをかぶっています…なんて話はさておき、まずは私が持っていた「連動」に対するイメージを整理しておきます。

 

ピッチャー

 

私が思う連動とは、足から腰へ、腰から肩へ、そして最終的には指先へ…と、パワーが順々に伝わっていく”波”のようなものでした。そして、パワーが伝わる経路にトラブルがあると、痛みが出るのではないかと考えていました。

 

例えば、肩甲骨の動きが悪いと、腰から肩へのパワーの伝達が上手くいかず、さらに肩の先にある肘を痛める、と言ったような感じです。そのトラブルを解消できれば痛みも解消されるのでは…と考えていました。

 

私の連動に対する認識はこんな感じで、細かくは分かっていなかったのです。身体の各部は独立しているのではなく、互いに協調し合って動いているという認識はあったのですが、具体的に「どこがどのように連動しているのか」は全く分からず、「連動」は言葉遊びの範疇でした。

 

「張力」と連動

では、連動とはどのようなものでしょうか。

 

オーナーから聞いた答えを先に言ってしまうと…「張力」と「螺旋」が大事です。

この2つを理解する者が連動を制する、と言っても過言ではありません。

 

まずは「張力」について。

 

私の肩を例に説明します。8年前に右肩の脱臼癖を治す手術を受けて以来、肩の可動域の悪さと痛みに悩まされていました。日常生活では特に気になることはありませんが、野球のボールを投げるような動作は怖くて出来ません。また、肩に力を入れるような動きをすると、腕がすぐに疲れてしまいます。

 

この症状をオーナーに診てもらいました。ちなみに、痛みのある局所には散々、鍼治療や電気を流す治療を受けてきました。

 

オーナーは、痛みのある肩ではなく背中に鍼を刺しました。鍼をするごとに動きが変化していくのが分かりました。「パキパキパキ!」と音をたてながら可動域が広がっていく様子を見て、「おお!スゲー!」と叫んでしまいました。

 

この治療例のように「痛みと離れたところに鍼をして瞬時に動きが変わる」現象は「張力」で理解できます。説明のために、オーナーのブログ「鍼灸師のツボ日記」に載っている写真を拝借します。自力では難しいので…。

 

張力

 

筋肉は引っ張り合っています。ある所に痛みがある時、そこをどこかが引っ張りすぎています。その引っ張りすぎを痛みの原因と考え、それを解消することが治療になります。理屈は簡単なのですが、この引っ張りすぎの部分を見つけるのはとても難しいのです。ですが根気よく探してくれたオーナーのおかげで、私はそのポイントを最初から知ることができます。この研修でたくさん教えてもらっています。

 

「螺旋(らせん)」と連動

もう一つのキーワードである「螺旋」ですが、まだよく分かっていません。

 

正直に「なぜ螺旋が大事なんですか?」とオーナーに聞いてみたところ、「螺旋が無いと、連動は考えられない」とのこと。

 

わけわからん・・・どういうことや・・・?

 

オーナーは、続けて言いました。

 

 

「身体は一つの関節だけでは動けないよね。実際の動作では、いくつもの関節が協調して動きをつくっているんだ。その協調をつくり出す時の動きが螺旋というわけ。簡単に言えば、ひねりの要素があるおかげで滑らかな動きができる。もし、ただの曲げ伸ばしだけだと関節に負担がかかりすぎるからね。バネ指なんかはその典型例かな。脊柱からの螺旋が途切れて、極端に指先だけで頑張って動いている状態だよ。だから、患者さんを診る時は、螺旋が途切れているところを探し出すことに集中しているんだ。」

 

なるほど~と思うと同時に、鍼灸学生時代の疑問が一つ、解けたような気がしました。

 

鍼灸学生時代、解剖学の教科書を開き、筋肉や骨の名前をせっせと覚えましたが、どうも実際の施術との距離感を感じていました。

 

それぞれの身体の動きには、名前がついています。肘なら屈曲と伸展、肩なら屈曲・伸展・外転・内転・内旋・外旋…といったようなものです。しかし、実際の人体の動きは、これらが複合しています。複数の関節の動きをどう考えれば良いのか、関節の同士の協調をどう分析すれば良いのか、と疑問に思っていました。

 

だから「螺旋」は希望の光となりました。

 

オーナーはいつも、「人体の動きを関節単位で見るのではなく、動作の単位で観察するのが大切」と言っています。その時のポイントが螺旋です。上手に捻ることが出来ず、動きがギクシャクしているところが螺旋が途切れているというわけです。

 

新体操_リボンの螺旋

2手先を読んだ施術ができる理由

連動を理解すると、さらに大きなメリットが待っています。

 

先日のブログで紹介した記事で、「オーナーは常に2手以上先を読みながら施術している」と書きました。

 

2手先が読めるのは連動を理解しているからです。

 

連動の仕組みを知っていると、痛みの原因をいくつも思い浮かべられます。ここがダメだったらこっちから、こっちがダメならあっちから…という風に、手強い症状でも様々な角度からアプローチ出来ると言うわけです!

 

ずるいな~。

 

つづく…(総集編)「群馬の道は品川へ通ず」

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