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群馬研修日記・坂口編(11) 夜空を眺めながら読みたい1冊

" スタッフ研修, 坂口友亮 "

2016年5月25日

坂口です。研修12日目です。

 

(10)「ついに公開!これがドローンから見た景色だ」のつづき

 

ついに、カポスで使う私の似顔絵が完成しました!

 

当初納品されたものを見たオーナーが「目に力がないね」と言い、修正を依頼しこのようになりました。

 

坂口友亮

 

 

カポスのウェブサイトにあるイラスト、現在は4人ですが、私も近々加わる予定です。どのようなフォーメーション(?)になるのか、楽しみです。

 

 

カポスの鍼灸師は国家免許取得者

 

 

研修の課題

養気院での課題の一つに、「本を2日に1冊読み、感想を書く」というものがあります。養気院のバックスペースは大量の本があり、ちょっとした図書館のようです。

 

今日はその中から、私の気に入った1冊を紹介します。

 

量子は、不確定性原理のゆりかごで、宇宙の夢をみる
佐治 晴夫
4798701572

 

なんともロマンチックなタイトルです。ところどころ数式が登場しますが、語りかけるような優しい文体のせいか、無理なく読み進めることが出来ます。

 

課題のために読みはじめた1冊でしたが、苦になるどころかあっという間に読んでしまいました。その様子を見ていたオーナーが「そんなに面白いなら、ブログで紹介していいよ」と言いました。

 

課題で提出した文章を、そのまま掲載してみます。

 

くり返しますが、光のことを波か、粒子かといっているのは、「光は波であって粒子である」という意味ではありません。「あくまで光は光でしかなく、光以外の何ものでもない」ということを理解しておく必要があります。

 

はっとした。今まで「光は波であって粒子である」という矛盾を含んだ表現が、光の本質を表しているかのように感じていた。矛盾した表現を使うことで、”分からないことを分かった”気になり安心していた。これは、次のように考えると分かりやすいかもしれない。

 

「砂は粒であり固体である」この表現をみて、「ああ、これは砂の本質を表している」と思う人はおそらくいない。あくまで砂の一側面を表現しただけであり、「砂は砂以外の何物でもない」事に異論のある人はいないだろう。つまり、「砂そのもの」を表現する際に、砂の持つ性質をいくら挙げても「砂の本質」にはたどりつかない。

 

「光も物質も、それぞれは一つの実体なのだが、どちらも二重性をもつように見えるのは、われわれの言語がもつ限界のせいでしかない。」(ヴェルナー・ハイゼンベルグ)

 

人は何かを分かりたい、理解したいと思う時に言葉の力を使う。対象を分類し、分析して、定義づけ、その本質に迫ろうとする。その果てしない作業の先にあるのは、限りなく本質に近づいているが、「決定的な何か」が足りない、別のものなのかもしれない。ちょうど、「0.99999…」と書き続けても、永遠に「1」にはならないように。

(※数学的には0.999…=1であることが証明されているが、ここは比喩表現として例に挙げた)

 

しかし、何かをわかりたいとき、分析的に対象をバラバラにする以上に優れた方法を未だ科学は発明出来ていない。いっそのこと悟りの境地に達すれば、対象をありのまま損なわずに理解出来るのかもしれないが…。

 

福岡伸一氏は著書「世界は分けてもわからない」の中で「世界は分けないことにはわからない。しかし、世界は分けてもわからないのである。」と述べている。対象を分析するためにバラバラに切り分けた際、そのバラバラになった隙間の数だけ、何かを失っている。その何かを、福岡伸一氏は「関係性」と述べているが、もちろん関係性は目に見えない。人間関係を直接見ることができないように。

 

そして、関係性は静的な状態では見えてこない。動的なダイナミズムの中にだけ、瞬間瞬間に存在する。人体の連動も似たような所があるかもしれない。死んだ人間をいくら観察しても、生きた人体の動きの連動は見えてこない。

 

整動鍼に出会うまでは、「人体の連動」はただの概念であり、言葉遊びの範疇を超えることは無かった。これから具体的に人体の連動にアプローチする技術を身につけられるかと思うと楽しみである。

 

でも、大丈夫です。計算は、誰にでも、言葉の壁を越えて、内容がわかるようにするための方法ですから、ここでは、計算の結果がどうであったのかを理解しておけば、それで十分です。

 

そう、小難しいことはさておき、「なんか数学って素敵だな」と感じることが少しでも出来れば、この本を読んだ価値があると思う。素敵でロマンチックな世界は小説や文学の中だけあるのではない。

 

数学と国語は相反する教科ではなく、数学にも国語の要素がふくまれているし、国語にも数学的センスが求められる時がある。そして何より、言葉も人種も世代も超えた共通言語だと考えれば、こんな素敵な話はないではないか。

 

数学アレルギーはもったいない

小学校の算数で、受験の数学で、何かよく分からなくて数学が嫌いになってしまった人もいるかと思います。しかし、「数学は世界に通じる共通言語だ」という認識を持てば、小難しい数式の見方が、少しは変わるのではないでしょうか。

 

何か知らんけど、数学って素晴らしい。私はそう思っています。

 

つづく…(12)カポスの経営を学ぶ

この記事を書いた人

はりきゅうルーム カポス(鍼灸師)

本物の鍼を追究するために大阪からやってきました。

患者さんに「鍼って本当に効くんですね」と言ってもらえた時に、鍼灸師としてのやりがいを感じます。

好きな言葉は「勝ちに不思議の勝ちあり 負けに不思議の負けなし」

 

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活法研究会 講師候補
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