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カポス研修日記・浦井編(最終回)「一流になるための環境とプロセス」

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2015年9月8日

オーナーの栗原です。群馬からです。

 

群馬の栗原

 

浦井の研修日記は、今回が最終回です。

最終回は、オーナーの目線からこの研修期間を振り返ります。

 

カポスの採用基準

新入社員募集は2014年のうちから準備を始めていました。カポスが必要とする人材はどうしたら集まるのだろうかと考えることは、楽しい仕事とは言えませんでした。大きな大きなプレッシャーを感じていたからです。

 

KAPPOLABOマーク

 

そもそも、募集して応募があるという保証はありません。このカポスは鍼灸専門の鍼灸院です。しかも鍼のみです。「鍼を極めたい」と思う鍼灸師には、これ以上ない職場になるという想いがあります。

 

ただ、物事には表裏があります。「鍼だけしか教えてもらえない」という職場という意味でもあるのです。将来的なことを考え、いろいろな技術を修得しておきたい鍼灸師にとっては窮屈に感じるかもしれないのです。そうした鍼灸師は、募集を見てもスルーしたことでしょう。

 

募集を開始した時は、「誰も応募してこなかったらどうしよう…」と落ち着かない日を過ごしていました。蓋を開けてみれば応募者多数。書類審査、二次の実技試験と面接を経て、1名を採用しました。

 

1名採用のために「不採用通知」をたくさん書くことになりました。唯一楽しくない仕事です。通知を受け取った人は、ただ私が作った採用基準に合わなかっただけです。「やる気」という意味では甲乙はつけられませんでした。

 

やる気があり、かつ採用基準をクリアしたのが浦井です。しっかり基準をクリアしていました。その一つは「鍼を極めたい」という強い意志です。そこに奥深さを感じているものでなければ出ない言葉があります。彼女の言葉には、それがありました。

 

鍼灸の世界を「広い」と感じる感性がなければ、カポスのスタッフとしてふさわしい振る舞いができないのです。それは、ワインに喩えるとわかりやすいかもしれません。ワインの世界を「広い」と感じる心がなければ、きっと真のソムリエにはなれないはずです。

 

覚悟を見極める群馬研修

3ヶ月前の6月、浦井が群馬にやってきました。

 

勤務していた鍼灸院を退職してやってきたのです。浦井は新人でありながら、新人ではありません。他の鍼灸院で臨床の現場に出ていた経験を持つ鍼灸師です。

 

養気院の掃除

 

品川の鍼灸院に就職したと思ったら即群馬行き。

 

「聞いてないよ」にならないように、群馬研修があることは募集要項に書いておきました。面接でも「1ヶ月は群馬ですがよろしいですか?」と念入りに確認しました。「群馬で1ヶ月間過ごす覚悟がある」というのも一つの採用基準でした。

 

私としても新入社員のことを知りたいし、私のことも知って欲しいと思ったからです。技術的なものを学ぶ前に、オーナーがどこで何をしている者なのか、きちんと伝えておこうと思ったのです。私の実力を含めて。

 

浦井は期待以上でした。

 

もし群馬に来ていなかったら、未だに彼女のポテンシャルに気がついていないと思います。私の目線から言えば、群馬研修は大成功でした。

 

1ヶ月間は長いようであっという間でした。この間に技術研修を終わらせることはできません。群馬研修では、技術研修に入るための準備に専念しました。1ヶ月の間に彼女の得意なことと苦手なことを見極めておく必要がありました。

 

そして、本格的な技術研修は品川に託したのです。

 

群馬研修にて

<秋澤院長が群馬にやってきた日、みんなで食事>

品川で技術を磨く日々

私たちが使う技術はストイックなものです。ツボの位置を極めて細かく決めているのです。「そこまでやるのか!?」と同業者に言われるほど細かいのです。でも、この細かさのおかげで技術を共有できるのです。

 

研修

 

一人一人が経験の中で自分なりのツボの取り方をつかんでいくのが一般的です。でも、私たちは違います。最初に「カポスなりのツボ」を時間をかけて覚えます。これは、本当に地味な作業です。体は一人一人違いますから、人が変わっても同じように取れるレベルに達するには反復練習しかないのです。

 

新人研修は秘密の開示の時間でもあります。

 

私たちしか使わない(使えない)特別なツボがあります。独自の方法やツールもあります。研修は技術的なことばかりではありません。共有する価値観を確認したり、カポスとしての答えを導くための思考を磨く訓練も研修に含まれています。すでにお気づきの方が多数いらっしゃるように研修日記そのものが研修課題だったのです。

 

研修

 

彼女はいろいろ考えたに違いありません。同じようで違うのがカポスと養気院です。カポスは養気院のDNAを受け継ぎながら、養気院とは違うミッションがあります。地域差や施設の使い方も異なります。

 

そういうところを整理しながら、カポスの鍼灸師として過ごしてきた2ヶ月だっと思います。研修は3ヶ月を越えました。「自信はあるか?」と尋ねれば、真面目な浦井は「まだです」と答えるでしょう。変わっていることに一番気がついていないのが本人かもしれません。

 

デビューの日は近いです。

 

 

カポスの研修風景

 

月に2~3回は、私も参加し全員で研修をしています。浦井に限らず、全員が互いの成長を確認し合う時間です。私も上手になりたいので、私にとっても大切な勉強の時間です。

 

何の世界でも「一流」と言われるようになるのは大変です。だからこそ、「一流を目指す」と言っても恥ずかしくない空気を作るのが私の仕事です。こうしたマインドの他、そのための「環境とプロセス」を用意できるように、私自身が修行中です。

 

カポスは患者さんが集う鍼灸院でありつつ、鍼灸師が集う成長の場でもあるのです。

この記事を書いた人

準備中となっております。

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