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しびれを伴う重度の肩こりが鍼治療で治った例

" しびれ, 秋澤英樹, 肩こり "

2014年9月26日

しびれの原因は首(頚椎)とは限らない

一般的に首や腕がしびれた時は頚椎を疑う専門家が多いと思います。実際、整形外科で受診をするとレントゲンなどで頚椎を撮影し、問題があるかどうかを診断していきます。しかし、臨床上においては、頚椎が問題ではないケースが多いのです。今回は、頚椎が原因でないしびれが改善した症例を紹介します。

 

パソコン男子

症例17(40代の男性)

40代の男性の患者さん。自営業をされており、仕事はほとんど座ってパソコンと向き合っているそうです。元々10年ほど前から肩こりは感じていて、今年5月始めから我慢出来ないほどの右肩のコリによる痛みと、同じ右側の首筋にしびれ感が出ました。当施設にたどり着く前に、カイロプラクティックに2ヶ月通っていましたが変化無く、鍼ならこの症状をどうにかしてくれるのではないかと期待をもって来院されました。

 

 

 

 

肩はなぜ凝るのか

自覚症状の確認今回、問診で聞き出した内容に今回の治療のヒントが隠されていました。それは右肩のコリによる痛みが我慢出来なくなった時期と、首筋にしびれが出た時期が同じということです。そこで、肩コリを楽にすればしびれも楽になるのではないかと考えました。

 

肩こりを治療する上で、重要なのは、なぜ硬くなってしまったのかということです。肩こりはなりたくてなったのではなく、「ならないといけない」理由が存在します。それを探し当てる事が出来れば長年苦しんでいた症状も早く楽にすることができるのです。

首の筋肉が原因でしびれは起こる

丁寧に触診をして、患者さんの痛みと一致するコリを特定しました。座り仕事ということを考えて、腰を疑いました。すると仙骨上にある「次髎」というツボと、右側の殿部上にある「外秩辺」というツボが原因だとわかりました。そこに鍼をしてみたところ、即座に気になっていた右肩のコリが緩み、本人の自覚としてしびれ感だけが気になる程度に変わりました。

 

残ったしびれは首の前面のみでした。しびれの位置を考えると頚椎に原因があるとは考えにくく、首前面の筋肉(胸鎖乳突筋)の緊張が問題だと考えてました。これはパソコン作業による腕の疲れが影響していると考え、「手三里」と「偏歴」というツボに鍼をしました。すると、胸鎖乳突筋が緩み、しびれ感も綺麗に抜け去ることができました。

 

最後に肩を回してみると違和感が残ったので、肩甲骨外縁にある「ふくら」に鍼をすると違和感もなくなり、2ヶ月もの間我慢できなかった症状が消え、右肩がスッキリして患者さんは大満足されていました。

先入観を捨てる勇気

本当の原因を見つければ即座に改善する事も珍しくありません。また肩コリやしびれに「ならないといけない」理由がなくなるため、痛みのない状態が安定して続きます。

 

なかなか治らない慢性疾患はいくつも原因が重なっていることを疑います。今回のケースでは、座ってパソコン姿勢をずっと繰り返すことによって出現してきた症状で、慢性症状が悪化したと考えました。

 

座っていることで腰に負担がかかり、パソコン作業で肘が疲れたために右肩コリの痛みと首のしびれを伴ったのでしょう。専門家は、しびれの原因に頚椎を疑う傾向があります。しかし、このような先入観は思考を停止させてしまうため、先入観にとらわれず多角的に判断をしながら治療することが大切であると考えます。

 

品川カポス院長 秋澤英樹

 

<院長 秋澤英樹>

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