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妊娠したいので頭痛薬を飲めない

" 栗原誠, 頭痛 "

2015年7月10日

10年前から薬物乱用頭痛(薬の飲み過ぎによる頭痛)

薬30代後半のTさんは、もともと20代前半から頭痛を持っており、20代後半で受けた精神的ストレスがきっかけで頭痛が悪化しました。実に10年も前からヒドイ頭痛に悩んでいるのです。

 

約10年間、1日3錠の頭痛薬でしのいできましたが、現状をどうにかしたいと考えて、昨年(2014年9月)、頭痛外来を受診したのです。診断結果は、片頭痛と緊張型頭痛、さらに薬の飲みすぎによる薬物乱用頭痛でした。その際にドクターから「薬物乱用頭痛が治っても、片頭痛と緊張型頭痛は残るから、ずっと頭痛薬とは付き合っていくことになるよ」と言い渡されました。

「ずっと頭痛薬と付き合うことになる」と言われても…

Tさんには3歳の娘さんが一人います。二人目の妊娠を希望されていたため、薬を使わずに頭痛をどうにかしたいと考えていました。一人目の妊娠時には薬が飲めないため、頭痛に耐え続けていた辛い経験がありました。同じ経験をしたくないと、インターネットで検索していたところ、当院の「頭痛専門」の文字が目にとまり、来院されました。

鍼治療2回で、薬が3分の1に

Tさんの頭痛は、おでこが重く、側頭部はガンガン、後頭部はギューっと締め付けられる感覚。それより、右の目玉をえぐられるような痛みが頻繁に来ることが最大の悩みでした。この痛みと怖さから、前兆があるとすぐに薬を飲んでごまかしていました。

 

まず、右目のえぐられるような痛みを無くすことを最優先にしました。首を丁寧に触診すると、右目に響くツボを見つけました。そのツボと関係のある背中のツボに鍼をすると、直ちに痛みが引きました。その後、2回の通院で右目の痛みは完全になくなりました。

 

その結果、1日に3回飲んでいた頭痛薬が、1日1回で済むようになったのです。Tさんは「頭痛の怖さが減ってきました。いつもなら痛くなりそうな時点で頭痛薬を飲むのに、一歩タイミングを待ってダメなら飲むようになっています」と話してくださいました。

 

さらに1週間に1度のペースで治療を続けると、他の痛みも和らいでいきました。5回目の治療を終えた頃から、「霧が晴れたようにスッキリする」ようになりました。徐々に、薬を飲まない日も増えていきました。

そして、妊娠

妊娠最近、そのTさんから妊娠の報告を頂きました。お二人目を授かったことを知って、嬉しい気持ちになりました。お一人目の妊娠中とは違って、頭痛から解放された生活を送られています。妊娠中は、リスクを考えて薬を控える方が多いと思います。鍼治療は、こうした女性の強い味方です。

 

この記事を書いた人

はりきゅうルーム カポス オーナー(鍼灸師)

群馬に拠点を置き、東京と往復しながら慌ただしく仕事しています。効果がわかりやすい鍼灸を求めて研究の日々。その成果をカポスにどんどん投入しています。

 

養気院 院長

株式会社 活法ラボ 代表

一般社団法人 整動協会 代表

 

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